塩野義、米イントラバイオを3156億円で買収/サンバイオ「アクーゴ」1例目投与 など|製薬業界きょうのニュースまとめ読み(2026年10月5日)
更新日
AnswersNews編集部

塩野義、米イントラバイオを買収…3156億円、希少疾患領域強化
塩野義製薬は10月5日、米イントラバイオを買収すると発表した。20億ドル(約3156億円)で全株式を取得し、米国子会社シオノギインクの完全子会社とする。イントラバイオは、希少な神経変性疾患や遺伝性神経疾患に対する治療薬の研究・開発・販売を行うバイオ医薬品企業。ニーマン・ピック病C型に伴う神経学的症状の治療薬「AQNEURSA」の承認を欧米で取得しており、米国では毛細血管拡張性運動失調症への適応拡大も承認されている。塩野義は買収を通じて同薬や関連化合物の権利を取得。同社の人材やノウハウを取り込み、希少疾患領域を強化する。買収は11~12月に完了する予定。
サンバイオ「アクーゴ」1例目投与
サンバイオは10月5日、細胞治療薬「アクーゴ脳内移植用注」(一般名・バンデフィテムセル)について、北海道大病院で市販後1例目の投与が行われたと発表した。同薬は2024年7月に「外傷性脳損傷に伴う慢性期の運動麻痺の改善」の適応で条件・期限付き承認を取得し、今年5月に発売。同社の森敬太社長は「1例目の投与を意義深く受け止めており、当社にとって大きな節目。今後も適正使用と安定供給に努め、必要な患者に適切な治療選択肢として届けられるよう取り組んでいく」とコメントした。
日本臓器製薬、台湾企業から変形性膝関節症薬を導入
日本臓器製薬は10月5日、台湾のTLCバイオサイエンシズと、同社の変形性膝関節症治療薬候補「TLC599」に関するライセンス契約を結んだと発表した。日本臓器は日本での独占的な開発・商業化の権利を取得する。経済条件は非開示。TLC599は、TLCの脂質技術を使ったデキサメタゾンリン酸エステルナトリウムの徐放性注射剤。関節内への投与後、有効成分を局所で長時間にわたり放出するよう設計されている。日本人を対象とした臨床第2相(P2)試験は最後の患者の最終来院が完了しており、日本と米国でP3試験の準備が進められている。
塩野義、CVC通じセレイドセラピューティクスに出資
塩野義製薬は10月5日、コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)を通じ、セレイドセラピューティクス(東京都文京区)に出資したと発表した。同社は、東京大と筑波大の研究成果を基盤とし、造血幹細胞を体外増幅する独自技術を持つスタートアップ企業。難治性の血液疾患・遺伝性疾患に対する細胞治療、ex vivo造血幹細胞遺伝子治療、虚血性疾患に対する再生医療などの社会実装を目指している。
アストラゼネカ、肥満学会と産学連携協定
アストラゼネカは10月5日、日本肥満学会と産学連携協定を結んだと発表した。研究と対策を通じて国民の健康増進につなげるのが目的で、予防の推進、医療提供体制整備に向けた連携強化、肥満・肥満症に対する理解不足の解消などに取り組む。
AnswersNews編集部が製薬企業をレポート
あわせて読みたい
オススメの記事
-
塩野義、米イントラバイオを3156億円で買収/サンバイオ「アクーゴ」1例目投与 など|製薬業界きょうのニュースまとめ読み(2026年10月5日)
-
【2026年版】製薬会社年収ランキング 2022万円のサンバイオが1位…新薬大手トップは1350万円の中外製薬
-
【2026年版】国内製薬会社ランキング―売り上げトップ武田は4.5兆円…2位は大塚HD、アステラスと第一三共は初の2兆円突破
-
【2026年版】製薬会社世界ランキング―ロシュが3年連続首位、GLP-1製剤拡大でリリーが2位に浮上
-
製造職、国内大手で採用強化の動き…MRはプライマリー領域で募集活発|製薬業界 今月の転職求人動向レポート(2026年9月)




