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田辺ファーマ、抗CD19ADCを申請/キッセイ、4~9月期純利益予想を下方修正…タブネオスで特損 など|製薬業界きょうのニュースまとめ読み(2026年10月29日)

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AnswersNews編集部

田辺ファーマ、抗CD19ADCロンカスツキシマブテシリンを申請…日本新薬と販売提携

田辺ファーマは10月29日、再発または難治性びまん性大細胞型B細胞リンパ腫治療薬ロンカスツキシマブテシリン(一般名、開発コード・MT-2111)を申請したと発表した。同薬はスイスのADCセラピューティクスから導入した抗CD19抗体薬物複合体(ADC)。米国では2021年4月に迅速承認を取得している。田辺ファーマは、日本での同薬の販売について日本新薬とサブライセンス契約を結んだ。

 

キッセイ、4~9月期純利益予想を下方修正…タブネオスで特損

キッセイ薬品工業は10月29日、2026年4~9月の業績予想を修正したと発表した。顕微鏡的多発血管炎・多発血管炎性肉芽腫症治療薬「タブネオス」について承認取り消しを含む行政手続きが進められていることを踏まえ、同製品に関する資産について特別損失を計上。純利益予想を従来から23億円減の51億円とした。
子宮筋腫治療薬「イセルティ」や過活動膀胱治療薬「ベオーバ」などの伸長により、売上高予想は従来比7億円増の455億円に上方修正。費用の効率化によって営業利益予想を16億円(従来比11億円増)、経常利益予想を29億円(12億円増)に上方修正した。27年3月期の業績予想は、11月4日の4~9月期決算発表時に公表する。

 

塩野義、中国の後発品事業会社を現地企業に譲渡

塩野義製薬は10月29日、中国で後発医薬品事業を行う2つのグループ会社を現地の浙江高跖医薬科技股份有限公司に譲渡すると発表した。譲渡するのは深圳市聯誠医薬有限公司と南京長澳製薬有限公司。塩野義は中国で新薬事業への転換を進めており、譲渡はその一環。新薬事業への経営資源の集中を加速させ、中国事業の競争力を強化する。

 

バイエル、HER2陽性非小細胞肺がん治療薬「ヒアニュオ」発売

バイエル薬品は10月29日、HER2遺伝子変異陽性非小細胞肺がん治療薬「ヒアニュオ錠」(一般名・セバベルチニブ水和物)を発売したと発表した。HER2エクソン20挿入変異やHER2変異を含む変異型HER2を阻害する可逆的チロシンキナーゼ阻害薬。進行・再発の患者に対して治療ラインを問わず使用することができる。バイエルにとっては初の肺がん領域の製品となる。薬価は10mg1錠6941.00円で、ピーク時に21億円の販売を見込む。

 

帝人リジェネット、細胞・遺伝子CDMOのグローバルアライアンスに参画

帝人リジェネットは10月29日、細胞・遺伝子治療分野のCDMOでつくるグローバルアライアンス「Alliance of CGT Manufacturing Partners(ACGMP)」に創設メンバーとして参画すると発表した。ACGMPでは、加盟企業が共同で情報発信を行うことで開発企業に対する認知度と信頼性の向上を図るほか、加盟企業間で顧客案件を紹介したり共同プロジェクトを推進したりする。品質や技術移管に関する共通ツールの整備や、加盟企業の技術・品質チーム間の連携も計画している。帝人リジェネットは参画を通じ、グローバルな開発・製造支援ネットワークを強化する。

 

GHIT Fund、トラコーマ迅速診断検査の開発などに10.6億円投資

グローバルヘルス技術振興基金(GHIT Fund)は10月29日、細菌感染性の眼疾患トラコーマに対する迅速診断検査の開発プロジェクトなど9件に計約10.6億円を投資すると発表した。トラコーマはクラミジア・トラコマチスへの感染によって引き起こされる疾患。対策として抗生物質の集団投与が行われており、その開始と中止を判断する際のガイドとなる迅速検査キットが求められている。迅速診断検査の開発は、Drugs and Diagnostics for Tropical Diseases、医学生物学研究所、カーター・センター、Big Eye Diagnosticsが行っており、GHIT Fundはこれに約4.5億円を投資。臨床評価、薬事承認、実運用への導入を加速する。このほか、エボラウイルス病の迅速診断技術開発やラッサ熱ワクチン開発などのプロジェクトに投資する。

 

決算

武田薬品工業(2026年4~9月期)
▽売上収益2兆4069億9700万円(前年同期比8.4%増)▽営業利益4067億3900万円(60.4%増)▽税引前利益3186億8800万円(78.2%増)▽中間利益3056億2600万円(171.8%増)――。円安を追い風に、潰瘍性大腸炎・クローン病治療薬「エンタイビオ」(5417億円、13.0%増)や免疫グロブリン製剤(4238億円、9.5%増)などが売り上げを拡大。無形資産償却費と減損損失の減少により大幅な増益となった。27年3月期の業績予想は、▽売上収益4兆7000億円(従来予想比600億円増)▽営業利益4530億円(330億円増)▽税引前利益2700億円(180億円増)▽当期利益2090億円(430億円増)――に上方修正。為替の影響を反映した。

 

塩野義製薬(2026年4~9月期)
▽売上収益3503億7700万円(前年同期比64.5%増)▽営業利益1152億4400万円(55.8%増)▽税引前利益1072億5700万円(9.9%増)▽中間利益1195億4600万円(44.0%増)――。日本たばこ産業(JT)の医薬品事業や筋萎縮性側索硬化症(ALS)治療薬エダラボンの買収が寄与。抗HIV薬のロイヤリティ収入も増加した。好調な事業の進捗を踏まえ、27年3月期の業績予想は▽売上収益7200億円(従来予想比200億円増)▽営業利益2300億円(100億円増)▽税引前利益2205億円(5億円増)▽当期利益2125億円(25億円増)――に上方修正した。

 

小野薬品工業(2026年4~9月期)
▽売上収益2325億400万円(前年同期比9.6%減)▽営業利益579億700万円(11.2%増)▽税引前利益584億1800万円(12.0%増)▽中間利益449億3000万円(12.1%増)――。米国子会社デサイフェラの製品販売が伸びた一方、SGLT2阻害薬「フォシーガ」の販売契約終了やがん免疫療法薬「オプジーボ」の売り上げ減少により減収。研究開発費や販管費の減少で利益は前年同期を上回った。27年3月期の業績予想は▽売上収益4550億円(前期比11.8%減)▽営業利益940億円(1.9%増)▽税引前利益940億円(1.5%増)▽当期利益710億円(1.8%増)――を据え置いた。

 

JCRファーマ(2026年4~9月期)
▽売上高199億7400万円(前年同期比6.5%減)▽営業利益35億400万円の赤字(前年同期は24億2900万円の黒字)▽経常利益37億9800万円の赤字(24億1300万円の黒字)▽純利益38億6700万円の赤字(17億4600万円の黒字)――。契約金収入の減少やヒト成長ホルモン製剤「グロウジェクト」の減収で売上高が減少し、研究開発費の増加により赤字となった。27年3月期の業績予想は、従来予想(売上高457億円、営業利益11億円)を据え置いた。

 

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