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国内製薬 2027年3月期2Q決算ハイライト【随時更新】

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AnswersNews編集部

国内製薬企業の2027年3月期第2四半期決算のハイライトを、コンパクトなビジュアルを交えてまとめます。随時更新(公開日:10月30日、最終更新:11月6日)

 

旭化成(医薬・ライフサイエンス事業、11月5日発表)

 

▽売上高 1626億円(前年同期比27.4%増)
▽営業利益 395億円(38.2%増)

 

米国で販売する免疫抑制剤「Envarsus XR」が1億9900万ドル(約314億円、18.9%増)、腎疾患治療薬「Tarpeyo」が1億7500万ドル(約276億円、6.6%増)と売り上げを拡大。国内では骨粗鬆症治療薬「テリボン」や深在性真菌症治療薬「クレセンバ」などが伸びた。27年3月期の業績予想は売上高3200億円(従来予想比110億円増)、営業利益522億円(78億円増)に上方修正した。

 

参天製薬(11月5日発表)

 

▽売上収益 1432億8900万円(前年同期比3.9%増)
▽営業利益 194億1100万円(8.4%増)
▽中間利益 154億4700万円(10.8%増)

 

薬価改定や後発医薬品の影響で日本が12.4%の減収となった一方、中国、アジア、EMEAの各事業が為替の影響もあっていずれも2桁成長となり、 増収増益だった。27年3月期の業績予想は売上収益3110億円、営業利益495億円の従来予想を据え置いた。

 

帝人(ヘルスケア&ライフソリューションズ、11月5日発表)

 

▽売上収益 638億円(前年同期比6.6%減)
▽事業利益 71億円(0.8%増)

 

希少疾患・難病領域以外の製品の譲渡があったものの、CPAPのレンタル台数増加や副甲状腺機能低下症治療薬「ヨビパス」の販売増などにより前年同期並みの利益を確保した。27年3月期は売上収益1200億円(前期比13.4%減)、事業利益110億円(17.9%減)を予想。製品譲渡が響いて減収減益となる。

 

アステラス製薬(11月4日発表)

 

▽売上収益 1兆2708億6100万円(前年同期比23.4%増)
▽営業利益 3165億5600万円(58.8%増)
▽税引前利益 3174億5400万円(63.1%増)
▽中間利益 2416億7700万円(63.7%増)

 

抗がん剤「パドセブ」が前年同期比54.5%増の1583億円を売り上げるなど、重点戦略5製品が計3339億円(51.4%増)まで売り上げを拡大。前立腺がん治療薬「イクスタンジ」の売上収益は5337億円(11.9%増)だった。好調な製品販売と為替の影響、コスト最適化の進捗を反映し、27年3月期の業績予想を▽売上収益2兆3300億円(従来予想比1100億円増)▽営業利益4600億円(650億円増)▽税引前利益4500億円(同)▽当期利益3500億円(500億円増)――に上方修正した。

 

ゼリア新薬工業(11月4日発表)

▽売上高 454億6100万円(前年同期比13.8%増)
▽営業利益 56億4600万円(55.1%増)
▽経常利益 51億9100万円(95.4%増)
▽純利益 39億5900万円(127.8%増)

 

主力の潰瘍性大腸炎治療薬「アサコール」やクロストリディオイデス・ディフィシル感染症治療薬「ディフィクリア」の販売が海外で好調に推移した。27年3月期の業績予想は従来予想(売上高950億円、営業利益130億円)を据え置いた。

 

キッセイ薬品工業(11月4日発表)

▽売上高 455億300万円(前年同期比0.7%減)
▽営業利益 16億9400万円(前年同期は68億3700万円の赤字)
▽経常利益 29億2300万円(56億2200万円の赤字)
▽純利益 51億9100万円(33.3%減)

 

5月にブルーレターを出した顕微鏡的多発血管炎・多発血管炎性肉芽腫症治療薬「タブネオス」の売り上げは31億4000万円で前年同期比44.0%減。前年同期に導入費用を計上した研究開発費の反動減で営業利益と経常利益は黒字転換したが、タブネオスに関する特別損失を計上したため純利益は大幅減となった。27年3月期の業績予想は▽売上高890億円(従来予想比3億円増)▽営業利益25億円(5億円増)▽経常利益44億円(4億円増)▽純利益100億円(33億円減)――に修正した。

 

あすか製薬HD(11月4日発表)

▽売上高 356億2600億円(前年同期比1.1%増)
▽営業利益 27億4000万円(3.5%増)
▽経常利益 28億6200万円(8.5%増)
▽純利益 20億600万円(9.6%減)

 

子宮筋腫・子宮内膜症治療薬「レルミナ」や抗菌薬「リフキシマ」の販売が堅調で、甲状腺ホルモン製剤「チラーヂン」が薬価引き上げで売り上げを拡大した。一部費用の削減で営業利益、経常利益は増加したが、法人税などが増えたため純利益は前年同期を下回った。27年3月期の業績予想は従来予想(売上高730億円、営業利益62億円)から変更はない。

 

第一三共(10月30日発表)

 

▽売上収益 1兆1672億3300万円(前年同期比19.7%増)
▽営業利益 1937億9500万円(34.4%増)
▽税引前利益 1928億5500万円(18.2%増)
▽中間利益 1530億5600万円(17.0%増)

 

抗体薬物複合体(ADC)「エンハーツ」(製品売上4645億円、45.9%増)や「ダトロウェイ」(同483億円、207.2%増)の伸長や為替の影響で増収増益となった。抗凝固薬エドキサバンは日本の薬価引き下げが響いて2.6%の減収となった。27年3月期の業績予想は、従来予想(売上収益2兆3400億円、営業利益3200億円)を据え置いた。

 

住友ファーマ(10月30日発表)

 

▽売上収益 2664億9000万円(前年同期比17.3%増)
▽営業利益 422億7600万円(56.0%減)
▽税引前利益 393億8200万円(57.6%減)
▽中間利益 382億3800万円(61.3%減)

 

米国で販売する前立腺がん治療薬「オルゴビクス」が1086億円(57.0%増)、過活動膀胱治療薬「ジェムテサ」が649億円(49.6%増)と好調だった。前年同期にアジア事業の売却益を計上した反動で利益は大幅に減少した。好調な米国事業の推移や想定為替レートの見直しを反映し、27年3月期の業績予想は▽売上収益5650億円(従来予想比250億円増)▽営業利益1040億円(140億円増)▽当期利益940億円(170億円増)――に上方修正した。

 

武田薬品工業(10月29日発表)

 

▽売上収益 2兆4069億9700万円(前年同期比8.4%増)
▽営業利益 4067億3900万円(60.4%増)
▽税引前利益 3186億8800万円(78.2%増)
▽中間利益 3056億2600万円(171.8%増)

 

円安を追い風に、潰瘍性大腸炎・クローン病治療薬「エンタイビオ」(5417億円、13.0%増)や免疫グロブリン製剤(4238億円、9.5%増)などが売り上げを拡大。無形資産償却費と減損損失の減少により大幅な増益となった。
27年3月期の業績予想は、▽売上収益4兆7000億円(従来予想比600億円増)▽営業利益4530億円(330億円増)▽税引前利益2700億円(180億円増)▽当期利益2090億円(430億円増)――に上方修正。為替の影響を反映した。

 

塩野義製薬(10月29日発表)

 

▽売上収益 3503億7700万円(前年同期比64.5%増)
▽営業利益 1152億4400万円(55.8%増)
▽税引前利益 1072億5700万円(9.9%増)
▽中間利益 1195億4600万円(44.0%増)

 

日本たばこ産業(JT)の医薬品事業や筋萎縮性側索硬化症(ALS)治療薬エダラボンの買収が寄与。抗HIV薬のロイヤリティ収入も増加した。好調な事業の進捗を踏まえ、27年3月期の業績予想は▽売上収益7200億円(従来予想比200億円増)▽営業利益2300億円(100億円増)▽税引前利益2205億円(5億円増)▽当期利益2125億円(25億円増)――に上方修正した。

 

小野薬品工業(10月29日発表)

 

▽売上収益 2325億400万円(前年同期比9.6%減)
▽営業利益 579億700万円(11.2%増)
▽税引前利益 584億1800万円(12.0%増)
▽中間利益 449億3000万円(12.1%増)

 

米国子会社デサイフェラの製品販売が伸びた一方、SGLT2阻害薬「フォシーガ」の販売契約終了やがん免疫療法薬「オプジーボ」の売り上げ減少により減収。研究開発費や販管費の減少で利益は前年同期を上回った。27年3月期の業績予想は▽売上収益4550億円(前期比11.8%減)▽営業利益940億円(1.9%増)▽税引前利益940億円(1.5%増)▽当期利益710億円(1.8%増)――を据え置いた。

 

JCRファーマ(10月29日発表)

▽売上高 199億7400万円(前年同期比6.5%減)
▽営業利益 35億400万円の赤字(前年同期は24億2900万円の黒字)
▽経常利益 37億9800万円の赤字(24億1300万円の黒字)
▽純利益 38億6700万円の赤字(17億4600万円の黒字)

 

契約金収入の減少やヒト成長ホルモン製剤「グロウジェクト」の減収で売上高が減少し、研究開発費の増加により赤字となった。27年3月期の業績予想は、従来予想(売上高457億円、営業利益11億円)を据え置いた。

 

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