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アステラス、3月期業績予想を上方修正/あすか製薬、中国企業から甲状腺眼症治療薬を導入 など|製薬業界きょうのニュースまとめ読み(2026年11月4日)

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AnswersNews編集部

アステラス、3月期業績予想を上方修正…コア営業利益率30%に

アステラス製薬は11月4日、2027年3月期の業績予想を上方修正したと発表した。修正後の予想は▽売上収益2兆3300億円(従来予想比1100億円増)▽営業利益4600億円(650億円増)▽税引前利益4500億円(同)▽当期利益3500億円(500億円増)――。抗がん剤「パドセブ」や過活動膀胱治療薬ミラベグロンなどの販売が好調で、為替の影響やコスト最適化の進捗も業績を押し上げる。コア営業利益は従来予想を800億円上回る7000億円を見込み、コア営業利益率は30%に達する。

 

あすか製薬、中国企業から甲状腺眼症治療薬を導入

あすか製薬ホールディングス(HD)は11月4日、子会社あすか製薬が中国のMinghui Pharmaceuticalから甲状腺眼症治療薬「MHB018A」(開発コード)を導入すると発表した。あすかは日本での独占的開発・販売権を取得。契約一時金1億1000万ドル(約173億円)と開発・販売のマイルストン、販売額に応じたロイヤリティを支払う。MHB018Aは、インスリン様成長因子1受容体(IGF-1R)を標的とする抗体。甲状腺眼症の病態形成に関与するシグナル伝達を抑制することで、眼球突出、複視、炎症症状などの改善を期待する。

 

ネクセラ 自社創製のEP4受容体作動薬、アッヴィとライセンス契約

ネクセラファーマは11月4日、自社創製の新規低分子EP4受容体作動薬「NXE0033744」を含むEP4作動薬プログラムについて、米アッヴィとグローバルな独占的ライセンス契約を結んだと発表した。ネクセラは一時金として1億ドル(約158億円)を受け取るほか、開発・販売マイルストンとして最大13億7000万ドル(約2162億円)と売上高に対するロイヤリティを受け取る権利を有する。NXE0033744は炎症性腸疾患を対象に開発が進められており、臨床第1相(P1)試験を終了している。

 

あすか製薬、バイエルから「ウェールナラ」を承継

あすか製薬HDは11月4日、子会社あすか製薬がバイエル薬品と、閉経後骨粗鬆症治療薬「ウェールナラ配合錠」(一般名・エストラジオール/レボノルゲストレル)の製造販売承認や製造販売権などの譲渡に関する契約を結んだと発表した。契約に基づき、あすかは製造販売承認を承継する。承継時期は「確定次第お知らせする」としている。

 

第一三共エスファ、韓国企業とアフリベルセプトBSの販売・供給契約

第一三共エスファは11月2日、韓国のサムチュンダン製薬と、同社が日本で承認を取得したバイオシミラー「アフリベルセプトBS『SCD』」の販売・供給契約を結んだと発表した。契約に基づき、エスファは同薬を日本で独占的に販売。承認はサムチュンダンが自社名義で保有し、第一三共エスファは選任外国製造医薬品等製造販売業者として日本での販売と承認の維持に関する業務を担う。エスファがバイオシミラーを扱うのは初めて。

 

ベーリンガー、肺がん学会とヘルネクシオスの観察研究

日本ベーリンガーインゲルハイムは11月4日、日本肺がん学会と共同で、抗がん剤「ヘルネクシオス」(ゾンゲルチニブ)の使用実態と有効性を評価する観察研究「J-HERZ」を行うと発表した。HER2遺伝子変異陽性の転移性または局所進行の非小細胞肺がんの患者約300人を対象に、同薬による治療を受けた患者のデータを5年にわたって収集・評価する。主要評価項目は同薬を初回治療として投与する患者群の客観的奏効率(ORR)。診療実態や治療成績、患者背景に関する理解を深め、今後の診療の発展につながる臨床エビデンスの創出を目指す。

 

積水メディカルとナード研究所、創薬支援で協業

積水メディカルとナード研究所(兵庫県尼崎市)は11月4日、創薬の課題解決支援で協業すると発表した。非臨床・臨床試験受託サービスを提供する積水メディカルと、医薬品候補化合物の合成法開発・合成、製造プロセス開発・製造の受託サービスを提供するナード研究所が連携し、化合物合成から非臨床試験の実施・データ解析までワンストップかつシームレスにサービスを提供することで、医薬品開発の効率向上を図る。

 

決算

アステラス製薬(2026年4~9月期)
▽売上収益1兆2708億6100万円(前年同期比23.4%増)▽営業利益3165億5600万円(58.8%増)▽税引前利益3174億5400万円(63.1%増)▽中間利益2416億7700万円(63.7%増)――。抗がん剤「パドセブ」が前年同期比54.5%増の1583億円を売り上げるなど、重点戦略5製品が計3339億円(51.4%増)まで売り上げを拡大。前立腺がん治療薬「イクスタンジ」の売上収益は5337億円(11.9%増)だった。好調な製品販売と為替の影響、コスト最適化の進捗を反映し、27年3月期の業績予想を▽売上収益2兆3300億円(従来予想比1100億円増)▽営業利益4600億円(650億円増)▽税引前利益4500億円(同)▽当期利益3500億円(500億円増)――に上方修正した。

 

ゼリア新薬工業(2026年4~9月期)
▽売上高454億6100万円(前年同期比13.8%増)▽営業利益56億4600万円(55.1%増)▽経常利益51億9100万円(95.4%増)▽純利益39億5900万円(127.8%増)――。主力の潰瘍性大腸炎治療薬「アサコール」やクロストリディオイデス・ディフィシル感染症治療薬「ディフィクリア」の販売が海外で好調に推移した。27年3月期の業績予想は従来予想(売上高950億円、営業利益130億円)を据え置いた。

 

キッセイ薬品工業(2026年4~9月期)
▽売上高455億300万円(前年同期比0.7%減)▽営業利益16億9400万円(前年同期は68億3700万円の赤字)▽経常利益29億2300万円(56億2200万円の赤字)▽純利益51億9100万円(33.3%減)――。5月にブルーレターを出した顕微鏡的多発血管炎・多発血管炎性肉芽腫症治療薬「タブネオス」の売り上げは31億4000万円で前年同期比44.0%減。前年同期に導入費用を計上した研究開発費の反動減で営業利益と経常利益は黒字転換したが、タブネオスに関する特別損失を計上したため純利益は大幅減となった。27年3月期の業績予想は▽売上高890億円(従来予想比3億円増)▽営業利益25億円(5億円増)▽経常利益44億円(4億円増)▽純利益100億円(33億円減)――に修正した。

 

あすか製薬HD(2026年4~9月期)
▽売上高356億2600億円(前年同期比1.1%増)▽営業利益27億4000万円(3.5%増)▽経常利益28億6200万円(8.5%増)▽純利益20億600万円(9.6%減)――。子宮筋腫・子宮内膜症治療薬「レルミナ」や抗菌薬「リフキシマ」の販売が堅調で、甲状腺ホルモン製剤「チラーヂン」が薬価引き上げで売り上げを拡大した。一部費用の削減で営業利益、経常利益は増加したが、法人税などが増えたため純利益は前年同期を下回った。27年3月期の業績予想は従来予想(売上高730億円、営業利益62億円)から変更はない。

 

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