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住友ファーマ、米国好調で3月期業績予想を上方修正/「PRAISE-NET」でメールアドレス3万件漏洩の可能性 など|製薬業界きょうのニュースまとめ読み(2026年10月30日)

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AnswersNews編集部

住友ファーマ、米国好調で3月期業績予想を上方修正

住友ファーマは10月30日、2026年3月期の業績予想を上方修正したと発表した。修正後の予想は、▽売上収益5650億円(従来予想比250億円増)▽営業利益1040億円(140億円増)▽当期利益940億円(170億円増)――。過活動膀胱治療薬「ジェムテサ」を中心に米国の売上が計画を上回る見通しで、為替レートの前提を見直したことで売上収益が上振れ。販売関連費用の増加を見込むが、増収による売上総利益の増加により、利益も従来予想を上回る見通し。

 

大塚HD、12月期利益予想を上方修正…費用が想定下回る見通し

大塚ホールディングス(HD)は10月30日、2026年12月期の利益予想を上方修正したと発表した。修正後の予想は▽事業利益5000億円(従来予想比300億円増)▽営業利益4880億円(190億円増)▽税引前利益4900億円(180億円増)▽当期利益3700億円(150億円増)――。販管費や研究開発費が想定を下回る見通し。売上収益予想は2兆7250億円の従来予想を据え置いた。機能性飲料が予想を下回る一方、抗精神病薬「レキサルティ」やIgA腎症治療薬「ボイザクト」などが好調な医療関連事業が上振れする。

 

製薬業界4団体「PRAISE-NET」でメールアドレス3万件漏洩の可能性…委託先に不正アクセス

日本製薬団体連合会、日本製薬工業協会、東京医薬品工業協会、関西医薬品協会は10月30日、主に会員団体・企業間の情報共有や講演会などの参加登録に利用しているシステム(PRAISE-NET)について、メール配信サービスの委託先が不正アクセスを受け、利用者のメールアドレスが漏洩した可能性があると発表した。
漏洩したのはメール配信サービスに登録されている3万750件。サービスにはメールアドレス以外の情報は登録されておらず、PRAISE-NETのID情報(社名、氏名、所属、住所、電話番号、パスワード)は含まれない。委託先による一斉配信メールは停止している。PRAISE-NET本体のシステムに影響はなく、通常どおり更新を行っている。

 

MeijiSeikaファルマ「ワクチンめぐる言説に一定の司法判断」原口元議員への訴訟で勝訴

MeijiSeikaファルマは10月30日、新型コロナウイルスのレプリコンワクチンをめぐるSNS投稿が名誉毀損にあたるとして、原口一博元衆院議員に損害賠償を求めた訴訟で勝訴したことを受け、「当社の主張が認められたことは、SNSなどにおける当社や当社製品へのさまざまな言説に対し、一定の司法判断が示されたものと考える」とのコメントを発表した。
同社は2024年12月、原口氏が虚偽の内容を含む投稿や動画配信で自社の名誉を毀損したとして提訴。東京地裁は10月29日の判決で、原口氏の発言の一部が名誉毀損にあたると判断した。同社は「事実誤認に基づく発信や科学的知見に基づかない発信、正当な批判・論評の域を超えた発信などによって不安をあおる行為は看過できない」と強調。「今後も国民や医療従事者が安心してワクチン接種について考えられるよう取り組みを進めていく」としている。

 

東和薬品、田辺ファーマ工場の買収完了を後ろ倒し

東和薬品は10月30日、田辺ファーマの生産子会社・田辺ファーマファクトリーの買収完了時期を11月末から12月末に変更すると発表した。東和は「買収後の経営統合を円滑に進めるため、移行プロセスを丁寧に確認しており、十分な準備期間を確保するため」としている。

 

オンコリス「テロメライシン」下部直腸がん・肛門がんで治験開始

オンコリスバイオファーマは10月30日、腫瘍溶解ウイルス「テロメライシン注」について、下部直腸がんと肛門がんを対象とした臨床第1b/2a(P1b/2a)試験を始めたと発表した。術前化学放射線療法にテロメライシン注を6回併用投与し、有効性と安全性を評価する。

 

決算

第一三共(2026年4~9月期)
▽売上収益1兆1672億3300万円(前年同期比19.7%増)▽営業利益1937億9500万円(34.4%増)▽税引前利益1928億5500万円(18.2%増)▽中間利益1530億5600万円(17.0%増)――。抗体薬物複合体(ADC)「エンハーツ」(製品売上4645億円、45.9%増)や「ダトロウェイ」(同483億円、207.2%増)の伸長や為替の影響で増収増益となった。抗凝固薬エドキサバンは日本の薬価引き下げが響いて2.6%の減収となった。27年3月期の業績予想は、従来予想(売上収益2兆3400億円、営業利益3200億円)を据え置いた。

 

住友ファーマ(2026年4~9月期)
▽売上収益2664億9000万円(前年同期比17.3%増)▽営業利益422億7600万円(56.0%減)▽税引前利益393億8200万円(57.6%減)▽中間利益382億3800万円(61.3%減)――。米国で販売する前立腺がん治療薬「オルゴビクス」が1086億円(57.0%増)、過活動膀胱治療薬「ジェムテサ」が649億円(49.6%増)と好調だった。前年同期にアジア事業の売却益を計上した反動で利益は大幅に減少した。好調な米国事業の推移や想定為替レートの見直しを反映し、27年3月期の業績予想は▽売上収益5650億円(従来予想比250億円増)▽営業利益1040億円(140億円増)▽当期利益940億円(170億円増)――に上方修正した。

 

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