「デュピクセント」に特例価格調整、薬価3.7%引き下げへ/トロデルビとダトロウェイ、費用対効果評価で11%薬価下げ など|製薬業界きょうのニュースまとめ読み(2026年8月5日)
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AnswersNews編集部

「デュピクセント」に特例価格調整、薬価3.7%引き下げへ
中央社会保険医療協議会(中医協)は8月5日、サノフィの抗IL-4/13受容体抗体「デュピクセント皮下注」(一般名・デュピルマブ)について、持続可能性特例価格調整を適用して薬価を3.7%引き下げることを了承した。NDBデータに基づいて検討した結果、「年間販売額1500億円超かつ基準年間販売額の1.3倍以上」の要件に該当すると判断した。希少疾病と小児適応の効能追加に関する加算が適用され、引き下げ幅は緩和された。
グラクソ・スミスクラインの抗IL-5抗体「ヌーカラ皮下注」(メポリズマブ)と、アルジェニクス・ジャパンの抗FcRn抗体フラグメント・ヒアルロン酸分解酵素配合製剤「ヒフデュラ配合皮下注」(エフガルチギモド アルファ/ボルヒアルロニダーゼ アルファ)には市場拡大再算定を適用。いずれも「年間販売額350億円超かつ基準年間販売額の2倍以上」の要件に該当するとされ、ヌーカラは10.1%、ヒフデュラは15.0%の引き下げとなる。新薬価は11月1日から適用される。
トロデルビとダトロウェイ、費用対効果評価で11%薬価下げ
中医協は8月5日、ギリアド・サイエンシズの抗TROP-2抗体薬物複合体(ADC)「トロデルビ点滴静注用」(サシツズマブ ゴビテカン)など5つの薬剤について、費用対効果評価の結果に基づいて薬価を引き下げることを了承した。トロデルビは、類似品の「ダトロウェイ点滴静注用」(ダトポタマブ デルクステカン、第一三共)とともに11.0%の引き下げを受ける。アムジェンの甲状腺眼症治療薬「テッペーザ点滴静注用」(テプロツムマブ)は5.5%、ファイザーの新型コロナウイルス感染症治療薬「パキロビッドパック」(ニルマトレルビル/リトナビル)は4.3%、ノボノルディスクファーマのインスリン製剤「アウィクリ注」(インスリン イコデク)は0.3%または0.4%の引き下げとなる。新薬価の適用は11月1日。
「テロメライシン」13日薬価収載、「ウェイリズ」など10新薬も
中医協は8月5日、オンコリスバイオファーマの腫瘍溶解ウイルス「テロメライシン注」(スラタデノツレブ)を再生医療等製品として薬価収載することを了承した。収載は13日。サノフィの免疫性血小板減少症治療薬「ウェイリズ錠」(リルザブルチニブ)など新薬10成分13品目も同日付の収載が了承された。テロメライシンの薬価は2mL1瓶310万2489円で、1クールあたりでは930万7467円。ピーク時の販売金額は22億円を見込む。サノフィの多発性骨髄腫治療薬「サークリサ」(イサツキシマブ)には皮下注製剤が収載され、ピーク時に224億円の販売を予測している。
関連記事:「テロメライシン」13日薬価収載…「ウェイリズ」など10新薬も
武田薬品、名古屋大病院と臨床開発で戦略的連携
武田薬品工業は8月5日、臨床開発の意思決定と実行力の強化に向け、名古屋大医学部附属病院と戦略的連携を始めると発表した。名大が持つ医学研究基盤と中部圏の医療機関ネットワークを活かし、リアルワールドデータから得られる知見を、患者集団の理解や試験計画の最適化、試験実施可能性評価などの開発判断に活用。より効率的で予見性の高い臨床開発の実現を目指す。連携で得られた知見や運営ノウハウは体系化し、疾患領域や地域を超えて活用可能な仕組みに発展させる考えで、日本の臨床開発環境の国際競争力向上につなげる。
AnswersNews編集部が製薬企業をレポート
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