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大塚HD、1~6月24.3%最終増益…通期予想を上方修正/中外「エンスプリング」MOGADへの適応拡大申請 など|製薬業界きょうのニュースまとめ読み(2026年7月31日)

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AnswersNews編集部

 

中外「エンスプリング」MOGADの再発予防へ適応拡大を申請

中外製薬は7月31日、視神経脊髄炎スペクトラム障害治療薬「エンスプリング」(一般名・サトラリズマブ)について、「MOG抗体関連疾患(MOGAD)の再発予防」の適応拡大を申請したと発表した。成人と12~17歳のMOGAD患者を対象とした臨床第3相(P3)試験で、プラセボと比較して再発リスクを68%低減した。日本ではMOGADに対する承認済みの治療薬はなく、承認されれば初の治療薬となる。日本では2023年に、MOGADと自己免疫介在性脳炎の適応で先駆的医薬品の指定を受けている。

 

大正製薬、米社からFcRn阻害薬を導入

大正製薬は7月31日、米カイジーンの胎児性Fc受容体(FcRn)阻害薬「KG006」について、同社と日本での独占的ライセンス契約を結んだと発表した。FcRnを阻害することでIgGの分解を促進し、病態に関与するIgG自己抗体の血中濃度を低下させて自己免疫反応を抑制する薬剤で、既存のFcRn阻害薬とは異なる抗体構造を持つ。契約に基づき、大正製薬は同薬の日本での研究、開発、販売に関する独占的権利を取得する。準備が整い次第、国内臨床試験を開始する予定。カイジーンは、自己免疫疾患を対象とした抗体医薬品の研究・開発を進める米国のバイオテクノロジー企業。

 

大塚HD、26年12月期の通期予想を上方修正

大塚ホールディングスは7月31日、2026年12月期の連結業績予想を上方修正したと発表した。修正後の予想は▽売上収益2兆7250億円(従来予想比2050億円増)▽営業利益4690億円(1090億円増)▽税引前利益4720億円(1190億円増)▽当期利益3550億円(900億円増)――。抗精神病薬「レキサルティ」、抗がん剤「ロンサーフ」、IgA腎症治療薬「ボイザクト」などの伸長に加え、米国のV2-受容体拮抗剤「ジンアーク」および欧州の抗精神病薬「エビリファイ メンテナ」の後発医薬品参入が想定より遅れたことなどで従来予想を上回る。

 

第一三共、27年3月期の通期予想を修正

第一三共は7月31日、2027年3月期の連結業績予想を修正したと発表した。修正後の予想は▽売上収益2兆3400億円(従来予想比600億円増)▽営業利益3200億円(50億円増)▽税引前利益3340億円(50億円増)▽当期利益2510億円(90億円減)――。売上収益予想は、円安影響と米国で抗HER2抗体薬物複合体(ADC)「エンハーツ」の売り上げが好調に推移していることを反映。営業利益と税引前利益は、第1四半期に小田原工場の投資中止関連補償引当の戻入を計上したことで従来予想を上回る。一方、純利益は法人税等の増加に伴い従来予想を下回った。

 

キッセイ薬品、タブネオスの計画乖離で27年3月期の通期予想を下方修正

キッセイ薬品工業は7月31日、2027年3月期の通期業績予想を下方修正したと発表した。修正後の予想は、▽売上高887億円(従来予想比70億円減)▽営業利益20億円(24億円減)▽経常利益40億円(20億円減)▽当期純利益133億円(12億円減)――。顕微鏡的多発血管炎・多発血管炎性肉芽腫症治療薬「タブネオス」の売り上げが計画を大きく乖離したことや、導入品のマイルストン収入が来年度にずれ込むことから売上高・利益とも前回予想を下回る。タブネオスの通期売上高予想は、処方動向を踏まえ51億円(76億円減)に下方修正した。あわせて、26年4月~9月期の業績予想も売上高448億円(従来予想比32億円減)、営業利益5億円(14億円減)に下方修正した。

 

第一三共「ダトロウェイ」、欧州でトリプルネガティブ乳がん1次治療の適応追加が承認

第一三共は7月31日、抗TROP2抗体薬物複合体(ADC)「ダトロウェイ」(ダトポタマブ デルクステカン)について、「PD-1/PD-L1阻害薬による治療の対象とならない切除不能または転移性のトリプルネガティブ乳がん患者への一次治療」の適応追加が欧州で承認されたと発表した。P3試験では、化学療法と比べて統計学的に有意かつ臨床的に意義のある全生存期間の延長が認められた。同適応は2026年5月に米国で承認されており、日本や中国等でも審査中。

 

バイエル薬品、日本の治験環境の発展へがん研究会と戦略的パートナシップ

バイエル薬品は7月31日、がん研究会(東京都江東区)と、がん領域の新規治療薬の開発などに関する戦略的パートナーシップ協定を結んだと発表した。治験機会の創出や症例登録の促進、治験エコシステムにおける効率化の推進などで協働し、日本の治験環境の発展と効率化を目指す。

 

日本政策投資銀行、東和薬品へ出資

東和薬品は7月31日、日本政策投資銀行(DBJ)を割当先とするA種優先株式を発行し、資金調達を行ったと発表した。DBJが設置した「サプライチェーン強靭化・インフラ高度化ファンド」を活用した優先株式引受による出資。同ファンドは、重要物資の安定供給確保などのサプライチェーン強靱化やデジタル技術の活用によるインフラの強靱化・高度化を推進するためのファンド。今回の出資は医薬品の安定供給の実現に向けたもの。

 

CSLベーリング、「ハイゼントラ」の高用量製剤を発売

CSLベーリングは7月31日、人免疫グロブリン製剤「ハイゼントラ20%皮下注シリンジ」(pH4処理酸性人免疫グロブリン)について、高用量製剤を発売したと発表した。既存の1g/5mL、2g/10mL、4g/20mLシリンジに高用量の10g/50mLを追加。使用するシリンジ本数の削減により負担軽減が期待できる。薬価は10g/50mL1筒12万8603円。

 

MSD、全社員を対象に外勤時にビジネスカジュアル勤務を推奨

MSDは7月31日、外勤時のビジネスカジュアル勤務を推奨すると発表した。夏季期間(6~9月末)に医療機関への訪問や外出を伴う全社員が対象。安全で健康的に業務に取り組める環境づくりを目指したもので、訪問先のルールや慣習を尊重することを前提として、ノージャケット、ノーネクタイ、半袖シャツ、ポロシャツなどを選択できる。

 

三井不動産、東京・東陽町の賃貸ラボ&オフィスが完成…新拠点の開発にも着手

三井不動産は7月31日、賃貸ラボ&オフィス事業「三井リンクラボ」シリーズの「三井リンクラボ東陽町1」が完成したと発表した。さらに「三井リンクラボ東陽町2(仮称)」の開発に着手しており、今回の2拠点の追加により関東エリアの拠点数は合計10となる。三井リンクラボシリーズは、東京・新木場、千葉・柏の葉、神奈川・横浜などで展開している。

 

決算

大塚HD(2026年1~6月期、7月31日発表)

▽売上収益1兆3323億9000万円(前年同期比12.8%増)▽営業利益2785億4400万円(15.0%増)▽中間利益2156億1200万円(24.3%増)――。抗精神病薬「レキサルティ」(1931億4400万円、24.7%増)、抗がん剤「ロンサーフ」(568億300万円、14.2%増)などが伸長。ロイヤリティ収入の増加や米国での輸液事業の開始などもあり増収増益となった。25年に米国で発売したIgA腎症治療薬「ボイザクト」の売上収益は171億円。26年12月期の連結業績予想は▽売上収益2兆7250億円(従来予想比2050億円増)▽営業利益4690億円(1090億円増)――に上方修正。主力品が好調なことに加え、海外での後発医薬品の参入が想定より遅れたことで従来を上回る。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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