武田薬品、ジュリー・キム氏が社長CEOに就任/リプロセル、脊髄小脳変性症向け再生医療等製品を申請 など|製薬業界きょうのニュースまとめ読み(2026年6月24日)
更新日
AnswersNews編集部

武田薬品工業の社長CEOに就任したジュリー・キム氏(6月24日の株主総会で、同社提供)
武田薬品、ジュリー・キム氏が社長CEOに就任
武田薬品工業は6月24日、同日付でジュリー・キム氏が代表取締役社長CEO(最高経営責任者)に就任したと発表した。大阪市内で同日開かれた株主総会で取締役選任が承認された。2014年6月から12年にわたり社長を務めたクリストフ・ウェバー氏は退任した。キム氏は1970年生まれの56歳。アイルランドのシャイアーで血液疾患領域部門のトップなどを歴任し、19年の買収により武田薬品に入社。22年から米国事業のトップを務め、25年1月に次期社長CEOに指名されていた。キム氏は株主総会で、ナルコレプシータイプ1治療薬オベポレクストン(一般名)など向こう1年間に予定する3新薬の上市の成功やAIの活用などに力を入れる考えを示した。
リプロセル、脊髄小脳変性症向け再生医療等製品を申請
リプロセルは6月24日、再生医療等製品「ステムカイマル」を申請したと発表した。申請した適応は「脊髄小脳変性症(SCA3型およびSCA6型)における運動失調の進行抑制」。同製品は、台湾のステミネント・バイオセラピューティクスが開発した他家脂肪細胞由来間葉系幹細胞製品。リプロセルは日本での商業化ライセンスを保有している。承認後は、ステミネントが製造し、リプロセルが販売・出荷を行う。
パドセブとキイトルーダの併用、シスプラチン不適応MIBC術前術後補助療法で欧州承認
アステラス製薬は6月24日、抗ネクチン-4抗体薬物複合体(ADC)「パドセブ」(一般名・エンホルツマブ ベドチン)と米メルクの抗PD-1抗体「キイトルーダ」(ペムブロリズマブ)の併用療法について、欧州で「シスプラチンを用いた化学療法に不適応の切除可能な筋層浸潤性膀胱がん(MIBC)の術前術後の補助療法」の承認を取得したと発表した。承認の根拠となった臨床第3相(P3)試験では、手術単独群と比較して無イベント生存期間と全生存期間を有意に改善。再発、病勢進行、死亡のいずれかが起こるリスクを60%、死亡のリスクを50%減少させた。
田辺ファーマ「ユプリズナ」IgG4関連疾患の長期有効性・安全性の前向き研究
田辺ファーマは6月24日、抗CD19抗体「ユプリズナ点滴静注」(イネビリズマブ)について、IgG4関連疾患に対する実臨床下での長期有効性・安全性を明らかにするための前向き観察研究を始めたと発表した。研究は全国40施設で100人の参加を目標とし、2032年末まで実施。臨床的再燃や治療実態、有害事象、臓器別再燃・寛解の状況などを前向きに収集・解析する。研究は医療データシステムを手がけるTXP Medical(東京都千代田区)が支援。データの収集・管理・運用に、同社のEDCを活用する。
メディパルHD・渡辺社長、リンパ腫再発を公表「治療に専念し早期復帰目指す」
メディパルホールディングス(HD)の渡辺秀一社長は6月24日、リンパ腫の再発を公表した。入院して薬物治療に専念するとしている。渡辺氏は2025年5月にリンパ腫の診断を受けたことを明らかにし、入院治療を経て同年10月に復帰していた。同社は今月9日、渡辺氏の入院に伴い、長福恭弘副社長が当面の間、社長業務を代行すると発表している。渡辺氏は「治療計画に沿って早期復帰を目指す」とのコメントを発表した。
メルクバイオ、小細胞肺がん薬urbinectedinを申請
メルクバイオファーマは6月23日、抗がん剤lurbinectedinを小細胞肺がんの1次維持療法の適応で申請したと発表した。同薬は海洋生物のエクテイナシディア・ターボニカから分離された海洋化合物ET-736のアナログで、水素原子をメトキシ基に置き換えたもの。特定の腫瘍で過剰に活性化している腫瘍原性転写経路を選択的に阻害するとともに、腫瘍関連マクロファージにおける腫瘍遺伝子転写を阻害し、腫瘍の成長に必須なサイトカインの産生を抑制する。メルクバイオは2025年にスペインのファーマ・マーから日本の権利を取得し、開発を進めてきた。
AnswersNews編集部が製薬企業をレポート
あわせて読みたい
オススメの記事
-
武田薬品、ジュリー・キム氏が社長CEOに就任/リプロセル、脊髄小脳変性症向け再生医療等製品を申請 など|製薬業界きょうのニュースまとめ読み(2026年6月24日)
-
【2026年版】国内製薬会社ランキング―売り上げトップ武田は4.5兆円…2位は大塚HD、アステラスと第一三共は初の2兆円突破
-
【2026年版】製薬会社世界ランキング―ロシュが3年連続首位、GLP-1製剤拡大でリリーが2位に浮上
-
MR、スペシャリティ領域で大型募集…製造は関西でバイオ人材の募集活発|製薬業界 今月の転職求人動向レポート(2026年6月)
-
AnswersNewsは創刊10周年を迎えました。編集長より読者の皆様へお礼とご挨拶






