
厚生労働省は6月11日、後発医薬品の薬価追補収載を官報告示した。収載は12日。初めて後発品が収載されるのは、抗アレルギー薬「ビラノア」や造血刺激薬「レボレード」など10成分。ビラノアとSGLT2阻害薬「フォシーガ」、子宮内膜症に伴う疼痛改善薬・月経困難症治療薬「ヤーズフレックス」、月経困難症治療薬「ヤーズ」にオーソライズド・ジェネリック(AG)が収載される。
参入最多は10社のビラノア
今回初めて後発品が収載される10成分は、
▽抗アレルギー薬「ビラノア錠/OD錠」(一般名・ビラスチン、大鵬薬品工業)
▽同「デザレックス錠」(デスロラタジン、オルガノン)
▽造血刺激薬「レボレード錠」(エルトロンボパグ オラミン、ノバルティスファーマ)
▽抗てんかん薬「フィコンパ錠/細粒」(ペランパネル水和物、エーザイ)
▽同「ビムパット点滴静注」(ラコサミド、ユーシービージャパン)
▽多発性硬化症治療薬「イムセラカプセル/ジレニアカプセル」(フィンゴリモド塩酸塩、田辺ファーマ/ノバルティス)
▽過活動膀胱治療薬「トビエース錠」(フェソテロジンフマル酸塩、ファイザー)
▽本態性血小板血症治療薬「アグリリンカプセル」(アナグレリド塩酸塩水和物、武田薬品工業)
▽子宮内膜症に伴う疼痛改善薬・月経困難症治療薬「ヤーズフレックス配合錠」(ドロスピレノン/エチニルエストラジオール ベータデクス、バイエル薬品)
▽ホモシスチン尿症治療薬「サイスタダン原末」(ベタイン、レコルダティ・レア・ディジーズ・ジャパン)
参入企業が最も多いのはビラノアで、▽キョーリンリメディオ▽沢井製薬▽第一三共エスファ▽ダイト▽高田製薬▽辰巳化学▽東和薬品▽日新製薬▽MeijiSeikaファルマ▽陽進堂ホールディングス――の10社の後発品が収載。第一三共エスファの製品はAGとなる。
フォシーガ、AG含め5社参入
レボレードには沢井、東和、日医工、富士製薬工業の4社、デザレックスには沢井、東和、日本ケミファの3社が参入。フィコンパには共和薬品工業と高田、イムセラ/ジレニアには沢井と東和の後発品が収載される。
残る5成分はいずれも1社のみの参入となる。サイスタダンには王子ファーマの後発品が収載。同社にとっては初めての製品となる。ヤーズフレックスにはバイエルライフサイエンスのAGが収載される。すでに後発品が販売されているヤーズにも同社のAGが収載される。
昨年12月に2社の後発品が収載されたフォシーガには今回、キョーリンリメディオ、エスファ、東和、日新、ニプロの5社の後発品が収載される。ニプロの製品はAGとなる。
AGをめぐっては、今年10月以降に新たに収載されるものについて薬価を先発医薬品と同額にすることになっている。通常の後発品と同じルール(先発品の0.5掛け、内用薬で収載が7社超の場合は0.4掛け)で薬価算定されるのは今回が最後となる。
AnswersNews編集部が製薬企業をレポート
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