
国内製薬企業の2025年12月期決算のハイライトを、コンパクトなビジュアルを交えてまとめます。随時更新(公開日:2月10日、最終更新:2月17日)。
ペプチドリーム(2月16日発表)
▽売上収益 185億2100万円(前期比60.3%減)
▽営業利益 50億1300万円の赤字(前期は211億1300万円の黒字)
▽税引前利益 53億1200万円の赤字(208億8800万円の黒字)
▽当期利益 37億4900万円の赤字(150億1400万円の黒字)
自社創製の経口マイオスタチン阻害薬が導出に至らなかったことや、予定していた開発マイルストンや新規提携が26年にずれたことで大幅な減収減益となった。26年12月期は、売上収益320億円(72.8%増)、営業利益46億円を予想。これらの予想には、自社品の導出一時金は含まない。
大塚HD(2月13日発表)

▽売上収益 2兆4688億9200万円(前期比6.0%増)
▽営業利益 4793億7500万円(48.2%増)
▽税引前利益 4680億3700万円(39.4%増)
▽当期利益 3631億5000万円(5.8%増)
抗精神病薬「レキサルティ」(3313億円、23.9%増)、抗がん剤「ロンサーフ」(1093億円、4.7%増)などが売り上げを伸ばし、マイクロポートの株式売却も利益を押し上げた。26年12月期は売上収益2兆5200億円(2.1%増)、営業利益3600億円(24.9%減)を予想。レキサルティなどが引き続き伸びるものの、株式売却の反動で営業利益は大きく減る。
ネクセラファーマ(2月13日発表)
▽売上収益 296億1500万円(前期比2.7%増)
▽営業利益 84億6200万円の赤字(前期は54億2300万円の赤字)
▽税引前利益 149億5000万円の赤字(前期は46億6200万円の赤字)
▽当期利益 125億3000万円の赤字(前期は48億3800万円の赤字)
エンドセリン受容体拮抗薬「ピヴラッツ」の売り上げは135億1100万円(6.8%増)で、不眠症治療薬「クービビック」の収益も増えたが、マイルストン収入の減少や研究開発費の増加で赤字が拡大した。26年12月期は、売上収益338~488億円(14.1%~64.8%増)、営業利益7億円~157億円を見込む。
協和キリン(2月9日発表)

▽売上収益 4968億2600万円(前期比0.3%増)
▽コア営業利益 1030億6200万円(8.0%増)
▽税引前利益 872億2100万円(4.5%増)
▽当期利益 670億4000万円(12.0%増)
X染色体連鎖性低リン血症治療薬「クリースビータ」が前期比10%増の2164億円と売り上げを拡大。技術収入も大きく増えた。日本の売上収益は薬価引き下げなどが響いて9%減。販管費や研究開発費の減少により、利益は売上高を上回る成長となった。26年12月期は売上収益5200億円(4.7%増)、コア営業利益1000億円(8.9%減)を予想。アトピー性皮膚炎治療薬ロカチンリマブに関するアムジェンとの提携を解消したことで、同薬の開発費負担が増え、コア営業利益は減益となる。
中外製薬(1月29日発表)

▽売上収益 1兆2579億4100万円(前期比7.5%増)
▽営業利益 5988億3300万円(10.5%増)
▽当期利益 4340億1200万円(12.1%増)
売り上げ、利益ともに過去最高を更新。血友病治療薬「ヘムライブラ」が海外向けに3445億円(12.0%増)を売り上げ、関節リウマチなどの治療薬「アクテムラ」の海外販売も拡大。新製品が好調だった国内も4724億円で2.5%の増収となった。26年12月期は、売上収益1兆3450億円(6.9%増)、コア営業利益6700億円(7.5%増)を予想。ヘムライブラの販売拡大やロイヤリティ・プロフィットシェア収入の増加で過去最高を見込む。
AnswersNews編集部が製薬企業をレポート
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