
厚生労働省は12月4日、後発医薬品の薬価追補収載を官報告示した。収載は5日。初めて後発品が収載されるのは6成分で、このうち前立腺がん治療薬「ザイティガ」と抗血小板薬「エフィエント」にオーソライズド・ジェネリック(AG)が収載される。初後発品以外では、眼科用VEGF阻害薬「アイリーア」にバイオAGが収載される。
今回、初めて後発品が収載される6成分は
▽前立腺がん治療薬「ザイティガ錠」(一般名・アビラテロン酢酸エステル)=ヤンセンファーマ
▽SGLT2阻害薬「フォシーガ錠」(ダパグリフロジンプロピレングリコール水和物)=アストラゼネカ/小野薬品工業
▽慢性骨髄性白血病治療薬「タシグナカプセル」(ニロチニブ塩酸塩水和物)=ノバルティスファーマ
▽抗血小板薬「エフィエント錠/OD錠」(プラスグレル塩酸塩)=第一三共
▽抗てんかん薬「ビムパット錠/ドライシロップ」(ラコサミド)=ユーシービージャパン/第一三共
▽LH-RH誘導体マイクロカプセル型徐放性製剤「リュープリンSR注射用キット」(リュープロレリン酢酸塩)=武田薬品工業
ビムパットに10社参入
参入企業が最も多いのは10社のビムパット。ザイティガは6社、フォシーガ、エフィエント、リュープリンSRは2社で、タシグナは1社単独となる。
フォシーガには沢井製薬とT’sファーマが参入。いずれも一般名はダパグリフロジンとなっている。適応は2型糖尿病のみで、先発品が持つ1型糖尿病、慢性心不全、慢性腎臓病の適応はない。ニプロが承認を取得したAGは今回は収載されない。
ザイティガのAGは第一三共エスファのもので、エフィエントには同社と東和薬品の2社のAGが収載される。両社はエフィエントAGを来年3月3日に発売予定だと発表した。
アイリーアのバイオAGは、バイエルホールディングスの子会社バイエルライフサイエンスが2022年に承認を取得。今年11月には富士製薬工業のバイオシミラーが先行して薬価収載された。バイエルとアイリーアを共同開発した米リジェネロンは、富士製薬に製造・販売の差し止めを求める仮処分を大阪地裁に申し立てている。
AnswersNews編集部が製薬企業をレポート
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