厚労省・PMDA「Project Orbis」に正式参加…抗がん剤審査で国際協力/武田薬品元社長の長谷川閑史氏が死去 など|製薬業界きょうのニュースまとめ読み(2026年9月11日)
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AnswersNews編集部

厚労省・PMDA「Project Orbis」に正式参加…抗がん剤の薬事審査で国際協力
厚生労働省は9月11日、厚労省とPMDA(医薬品医療機器総合機構)が、抗がん剤の薬事審査に関する国際協力の枠組み「Project Orbis」に正式に参加すると発表した。Project Orbisは米FDA(食品医薬品局)が主導して2019年5月に開始されたもので、これまでに米国、カナダ、オーストラリア、英国、スイス、シンガポール、ブラジル、イスラエルの規制当局が正式参加している。日本は22年からオブザーバーとして参加してきた。正式参加により、FDAをはじめとする海外規制当局と新規抗がん剤の薬事審査で情報交換を密接に行うことが可能になる。厚労省は「抗がん剤領域での日米協働を深めるとともに、日本での抗がん剤の開発を促進し、FDAとのProject Orbis対象品目の審査協働を進めることで、ドラッグラグ・ロスの解消を目指していく」としている。
武田薬品元社長の長谷川閑史氏が死去
武田薬品工業は9月11日、元同社社長CEO(最高経営責任者)の長谷川閑史氏が7月3日に死去したと発表した。80歳だった。長谷川氏は1970年に武田薬品に入社し、創業家出身の武田國男氏の後任として2003年に社長に就任。08年の米ミレニアム・ファーマシューティカルズ、11年のスイス・ナイコメッドなど大型買収を相次いで行い、武田薬品のグローバル化を主導した。14年には自身の後任として同社初の外国人社長となったクリストフ・ウェバー氏を招聘。11~15年には経済同友会の代表幹事を務めた。武田薬品のジュリー・キム社長CEOは「長谷川氏は優れた決断力と類まれなリーダーシップでタケダと日本の経済界を牽引し、現在のグローバル企業としてのタケダの礎を築いた」とのコメントを発表した。葬儀は近親者のみで執り行った。お別れの会などを行う予定はない。
メディパルとJCR、ムコ多糖症IIIB型治療薬のグローバルP1/2試験開始
メディパルホールディングス(HD)とJCRファーマは9月11日、JCRが創製し、メディパルHDが海外での事業化権を持つムコ多糖症IIIB型治療薬「JR-446」のグローバル臨床第1/2相(P1/2)試験を始めたと発表した。同薬はJCR独自の血液脳関門通過技術を適用したα-N-アセチルグルコサミニダーゼ製剤。両社は2023年に海外事業化に関する実施許諾契約と日本での共同開発・商業化契約を締結。日本では両社が共同開発契約の下でP1/2試験を進めている。ムコ多糖症IIIB型はライソゾーム病の一種で、重度の中枢神経系障害を呈する疾患。世界の患者数は500~1000人と推定されている。これまでに承認された治療薬はない。
武田薬品、プランプR&Dプレジデントが退任…27年6月
武田薬品工業は9月10日、取締役リサーチ&ディベロップメント(R&D)プレジデントのアンドリュー・プランプ氏が2027年6月に退任すると発表した。同月開催予定の定時株主総会まで取締役を務める予定。後任が発表されるまで、引き続きエグゼクティブチームのメンバーとして研究開発部門を率いる。プランプ氏は米メルクや仏サノフィを経て15年2月に武田薬品に入社。同年6月に取締役チーフ・メディカル&サイエンティフィック・オフィサーに就任し、19年1月からR&Dプレジデントを務めている。研究開発組織の再編や重点疾患領域の見直しなどを主導した。
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