塩野義「ゾコーバ」米国で発売/熊本地震、KMバイオ「事業継続に支障およぼす事態は発生せず」など|製薬業界きょうのニュースまとめ読み(2026年7月29日)
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AnswersNews編集部

塩野義「ゾコーバ」米国で発売、曝露後発症予防対象
塩野義製薬は7月29日、新型コロナウイルス感染症治療薬「ゾコーバ」(一般名・エンシトレルビル フマル酸)を米国で発売したと発表した。成人と12歳以上の小児の曝露後発症予防が対象。感染者との接触から72時間以内に服用することで発症リスクを減らすことが期待できる。グローバル臨床第3相(P3)試験では、プラセボと比較して投与後10日目までの発症リスクを67%低減した。米国向けには、製造から流通までの全工程を米国内で行う。
熊本地震、KMバイオ「事業継続に支障およぼす事態発生せず」
KMバイオロジクスは7月29日、28日に発生した熊本地震による被害について「現時点では事業継続に支障をおよぼすような重大な事態は発生していない」と発表した。同社は熊本市に本社と工場を構えるほか、県内各地に研究所や製造拠点がある。現時点では従業員と家族に重大なけがなどは確認されていない。同社は「引き続き安全確保を最優先に情報収集と状況確認を進めていく」としている。スズケンも同日、地震の影響について発表し、子会社・三和化学研究所の熊本工場(宇土市)で建屋や設備の被害状況について調査を進めているとした。従業員については全員の無事を確認している。
リジェネロン、先天性難聴向け遺伝子治療薬を申請
リジェネロン・ジャパンは7月29日、両アレル性OTOF遺伝子変異による難聴の遺伝子治療薬「DB-OTO」(開発コード)を申請したと発表した。申請は小児と青年の患者を対象に行った臨床試験の結果に基づく。同試験では、DB-OTOの投与を受け、最長48週間追跡された患者の42%が正常聴力を達成した。OTOF遺伝子変異による難聴は極めて稀な疾患で、内耳の感覚細胞と聴神経の間の情報伝達に不可欠なオトフェリンタンパク質が機能しないことで起こる。米国では今年4月に承認されている。
Elix、ウィーン大とAI創薬の共同研究
Elix(東京都千代田区)は7月29日、オーストリアのウィーン大とAIを活用した創薬に関する共同研究を行うと発表した。Elixの計算化学的手法やAIによる分子設計技術と、同大研究グループが持つ構造ダイナミクスやNMR(NMR Molecular Replacement)によって検証された分子間相互作用に関する知見を融合。天然変性タンパク質、エピジェネティック制御、がんに関与するタンパク質に焦点を当て、従来の創薬手法では標的化が困難とされてきた標的に対する新規化合物の設計・創出を目指す。





