武田薬品、26年3月期決算を修正…訴訟引当金4025億円計上/ジーエヌアイ、あゆみ製薬HDを買収 など|製薬業界きょうのニュースまとめ読み(2026年6月5日)
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AnswersNews編集部

武田薬品 26年3月期決算を修正、訴訟引当金4025億円計上…反トラスト法違反の陪審評決で
武田薬品工業は6月5日、5月13日に発表した2026年3月期決算を修正したと発表した。慢性便秘症治療薬「アミティーザ」をめぐる米国の反トラスト訴訟で損害賠償を認定する陪審評決が出たことを受け、訴訟引当金4025億円と関連する税務便益584億円を追加計上。これにより利益を引き下げた。修正後の数値は、営業利益62億1700万円(修正前は4087億6100万円)、税引前利益1423億5500万円の赤字(2601億8900万円の黒字)、当期利益1521億2500万円の赤字(1920億2600万円の黒字)。訴訟の判決は言い渡されておらず、最終的な賠償額は確定していない。武田は評決後申し立てや控訴などを行う予定で、控訴審中は判決の執行停止を求める方針。訴訟は米国の卸売業者、薬局、支払者らが21年に起こしたもので、武田薬品がアミティーザの後発医薬品の参入を反競争的な手法で遅らせたと訴えている。
ジーエヌアイ、あゆみ製薬HDを買収…448億円、国内の商業基盤獲得
ジーエヌアイグループは6月5日、あゆみ製薬ホールディングス(HD)を買収すると発表した。あゆみ製薬HDは解熱鎮痛薬「カロナール」などを販売するあゆみ製薬を傘下に持つ。ジーエヌアイは買収を通じて日本国内の商業基盤を獲得し、収益源を多角化・安定化する。アドバイザリー費用などを除く買収額は448億円。うち180億円を現金で支払い、残る268億円は現物出資としてあゆみ製薬HDの株主である投資ファンドと東邦HD、久光製薬にジーエヌアイの新株を割り当てる。ジーエヌアイは中国と米国を中心に事業展開しており、日本での事業基盤確立を検討していたところ、あゆみ製薬HD株主の投資ファンド側から売却の打診を受けた。買収は9月末までに完了する予定。
塩野義、ADHD治療補助アプリ「ENDEAVORRIDE」発売
塩野義製薬は6月5日、注意欠如多動症(ADHD)向けデジタル治療補助アプリ「ENDEAVORRIDE(エンデバーライド)」を発売したと発表した。小児期の患者が対象。患者ごとに最適化した二重課題を行うことで大脳皮質を刺激し、不注意、多動性、衝動性の改善を促す。塩野義は米アキリから日本と台湾での開発・販売権を取得しており、6~17歳の患者を対象に行った国内臨床第3相(P3)試験の結果に基づいて2025年2月に承認された。
科研製薬、アタマジラミ症治療薬を申請
科研製薬は6月5日、アタマジラミ症治療薬のイベルメクチン0.5%外用剤を申請したと発表した。同薬はローション剤で、既存治療で効果不十分な患者を対象に行ったP3試験で基剤より有意に高い治療成功率を示した。同薬は厚生労働省の「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」で開発企業の公募が行われ、科研が2019年に米アーバーファーマシューティカルズから権利を取得して開発を進めてきた。
ユーシービー「ブリィビアクト」小児の部分発作への適応拡大申請
ユーシービージャパンは6月5日、抗てんかん薬「ブリィビアクト錠/静注」(一般名・ブリーバラセタム)について、4歳以上の小児の部分発作への適応拡大と、ドライシロップ剤の剤形追加を申請したと発表した。日本では、成人のてんかん部分発作(二次性全般化発作を含む)を対象に2024年8月に錠剤、25年4月に静注製剤が発売されている。申請は、日本人が組み入れられた国際共同P3試験の結果に基づく。
ノーベルファーマ、中国で「ノベルジン」発売
ノーベルファーマは6月5日、ウィルソン病治療薬「ヌォベイレン」(日本製品名・ノベルジン)を発売したと発表した。中国では2024年2月に承認を取得。現地の中国医薬対外貿易有限公司と輸入販売契約を結んでおり、同社を通じて販売する。
AnswersNews編集部が製薬企業をレポート
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