太陽HD、医薬品製造販売「戦略的選択肢も検討」/ノバルティスと日調、CML患者サポートで共同プロジェクト など|製薬業界きょうのニュースまとめ読み(2025年8月28日)
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AnswersNews編集部

太陽HDが新中計 医薬事業、30年度に営業利益率21%…製造販売は「戦略的選択肢も検討」
太陽ホールディングス(HD)は8月28日、2030年度までの中期経営計画を発表した。医療・医薬品事業(医薬事業)の30年度の目標は、売上高430億円(24年度比115億円増)、営業利益90億円(70億円増)で、営業利益率21%(15ポイント増)を目指す。医薬事業のうち製造販売は投資の抑制や原価低減、在庫最適化によって収益性の改善を図るとともに、「戦略的選択肢も検討する」としている。受託製造は「これまでの取り組みが結実し、売上高・利益が着実に伸長する見込み」とし、効率的な受託を推進することで高成長と資本収益性の改善を図る。
ノバルティスと日調、CML患者サポートで共同プロジェクト
ノバルティスファーマと日本調剤は8月28日、慢性骨髄性白血病(CML)患者の治療効果とQOLの向上を目的とした共同プロジェクトを始めたと発表した。プロジェクトは日本調剤の20店舗で実施。薬剤師を対象に勉強会を開いて疾患や治療薬への理解を深めてもらうとともに、服薬フォローの質向上に向けた取り組みを行い、その効果を検証。服薬アドヒアランスの向上につなげる。
サノフィ「サークリサ」皮下注製剤を申請
サノフィは8月28日、多発性骨髄腫治療薬の抗CD38抗体「サークリサ」(一般名・イサツキシマブ)について、皮下注製剤を申請したと発表した。申請は、市販のシリンジを使った手動による皮下投与と、オンボディ・インジェクターによる皮下投与を可能にするのが目的。同薬は2020年から皮下注静注製剤が販売されている。
日新製薬、協和キリンから「アレロック顆粒」承継
日新製薬は8月28日、協和キリンから抗アレルギー薬「アレロック顆粒」(オロパタジン塩酸塩)の製造販売承認を承継すると発表した。承継は11月4日付けで、同日以降は日新製薬が製造販売元、日新薬品が販売元となる。錠剤とOD錠は引き続き協和キリンが販売を続ける。
第一三共 抗HER3ADC、HR陽性・HER2陰性乳がんでP3試験開始
第一三共は8月28日、抗HER3抗体薬物複合体(ADC)パトリツマブ デルクステカン(一般名、開発コード・U3-1402)について、ホルモン受容体陽性かつHER2陰性の手術不能または転移性乳がんを対象とした臨床第3相(P3)試験を開始したと発表した。内分泌療法とCDK4/6阻害薬による術後補助療法または1次治療で病勢進行した患者を対象に、有効性と安全性を評価する。日本を含むアジア、欧州、北米、南米で約1000人を登録する予定。主要評価項目は無増悪生存期間と全生存期間。
大日本印刷と筑波大、生体模倣システムの共同研究
大日本印刷(DNP)は8月28日、筑波大と、新薬開発の探索研究のスクリーニングや非臨床試験に使用する生体模倣システム(MPS)の開発に向けた共同研究を始めたと発表した。MPSは、ヒトの臓器の細胞をチップに載せ、生体内の微小環境を模擬的に再現したもの。共同研究では、DNPが製造する小腸の立体臓器モデル「ミニ腸」の腸細胞を使ってMPSを作製し、その有用性と信頼性を検証する。
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