
製薬業界の転職市場のトレンドを、業界専門の転職支援サービス「Answers」「MRBiZ」(運営元:株式会社クイック)の専任コンサルタントが毎月レポートします。
全体的に前月から微増
2021年11月の製薬業界の求人件数は、全体的に前月からわずかに増加しました。

職種別に見ると、前月から増加したのは「MR」(20%増)や「管理薬剤師」(7%増)、「薬理研究」「CRA」(6%増)、「QC・QA・監査」(5%増)など。一方、減少となったのは「MA・MSL」(7%減)や「PV・PMS」(6%減)、「製造」(4%減)などでした。
[研究職]バイオベンチャーなどで増員募集
研究職は減少となった前月から増加に転じました。共同研究や新規事業の開始、プロジェクトの進展に伴う増員募集が行われており、特にバイオベンチャーからのニーズが高水準。大手内資系メーカーからも求人が出ています。CMC研究でも、受託企業で複数の募集が始まりました。
[開発職]「CRA」「PV・PMS」は未経験者にもニーズ
前月から横ばいの「開発企画・PM」では、メーカーのほか、自社開発を行っているバイオベンチャー(再生医療やがん免疫など)や医療機器メーカーが募集を行っています。外資系メーカーでは、CROの経験でも応募可能な求人が一部出ています。
6%増の「CRA」は、CROで未経験者も含めて採用意欲の高い状況が続いています。医療機器メーカーでも開発の進展に伴う募集が活発です。一方、「PV・PMS」は6%減となりましたが、引き続き未経験者も含めニーズは堅調。CROで複数人枠の募集が行われています。
[製造職]求人件数はやや減少も 企業の採用意欲は変わらず
全体的に前月からやや減少となった製造職ですが、企業の採用意欲はこれまでと変わっていません。引き続き大手中心に内資系メーカーから複数の求人が出ているほか、開発の進展に伴ってCMC関連の募集が活発に行われています。
[MR]CSOで大規模募集が開始
MRの求人件数は20%増。2ケタ増となるのは約半年ぶりです。10月の異動に伴う欠員募集や製品発売に伴う募集が重なりました。ただし、1つひとつの求人を見てみると、メーカーの募集はほとんどがピンポイントでの採用で、ここ数カ月と傾向はほぼ同じ。一方、CSOでは今年の初め以来となる大規模な募集がスタート。受託プロジェクトが増えていることもあり、求人は豊富です。
MRの市場全体では、早期退職をきっかけに転職を検討する人が増えており、半年前よりも採用の難易度が上がっている印象です。志望企業をしっかりと研究し、面接対策を行うことなどが転職成功のカギになります。
※ ※ ※
これから年末にかけて、募集開始から採用決定までの期間が短くなると予想されます。興味のある求人を見つけたらすぐに動き始めることが重要です。
Answers転職サポートでは、求人情報はもちろん、転職市場の最新動向まで幅広く情報を提供しています。お気軽にお問い合わせください。
(コンサルタント 三浦亜理沙)
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