
製薬各社は6月18日、新薬の製造販売承認の取得を発表した。中外製薬のNTRK融合遺伝子陽性固形がん治療薬「ロズリートレク」や、第一三共の急性骨髄性白血病治療薬「ヴァンフリタ」、ノボノルディスクファーマの2型糖尿病治療薬「ゾルトファイ」などで、一部を除き8月に薬価収載される見通し。
各社が承認取得を発表したのは、
▽抗がん剤「ロズリートレク」(一般名・エヌトレクチニブ)=中外製薬
▽抗がん剤「ヴァンフリタ」(キザルチニブ)=第一三共
▽抗がん剤「ポートラーザ」(ネシツムマブ)=日本イーライリリー
▽2型糖尿病治療薬「ゾルトファイ」(インスリン デグルデク/リラグルチド)=ノボノルディスクファーマ
▽抗HIV薬「シムツーザ」(ダルナビル/コビシスタット/エムトリシタビン/テノホビル アラフェナミド)=ヤンセンファーマ
▽肝類洞閉塞症候群治療薬「デファイテリオ」(デフィブロチド)=日本新薬
など。
ロズリートレクはROS1/TRK阻害薬で、適応は「NTRK融合遺伝子陽性の進行・再発の固形がん」。臓器横断型の適応での承認は、免疫チェックポイント阻害薬「キイトルーダ」(MSI-High固形がん)に続いて2剤目。先駆け審査指定制度の対象品目で、昨年12月の申請からおよそ6カ月で承認された。
ヴァンフリタの適応は「再発・難治性のFLT3-ITD変異陽性の急性骨髄性白血病」で、アステラス製薬の「ゾスパタ」(ギルテリチニブ)に続くFLT3阻害薬。ポートラーザは「切除不能な進行・再発の扁平上皮非小細胞肺がん」に対する抗EGFR抗体。日本化薬とのライセンス契約に基づき、8月1日付で製造販売承認を承継する。
ゾルトファイは、国内で初めてとなるインスリン(トレシーバ)とGLP-1受容体作動薬(ビクトーザ)の配合剤。デファイテリオは核酸医薬(一本鎖デオキシリボ核酸)で、造血幹細胞移植や化学療法、放射線照射の合併症として知られる肝類洞閉塞症候群(肝中心静脈閉塞症)の治療に使う。
国内初「アバスチン」バイオシミラーも
一方、ファイザーは同日、抗がん剤「アバスチン」(ベバシズマブ)のバイオシミラーの承認を取得したと発表した。アバスチンのバイオシミラーは国内初。先行品は▽結腸・直腸がん▽非小細胞肺がん▽卵巣がん▽子宮頸がん▽乳がん▽悪性神経膠腫――の適応を持つが、バイオシミラーは結腸・直腸がんのみで承認された。
AnswersNews編集部が製薬企業をレポート
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