武田薬品に反トラスト法違反の陪審評決「アミティーザ」後発品めぐる米訴訟/バイエル、新規経口抗凝固薬アスンデキシアンを申請 など|製薬業界きょうのニュースまとめ読み(2026年5月19日)
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AnswersNews編集部

武田薬品に反トラスト法違反の陪審評決「アミティーザ」後発品めぐる米訴訟
武田薬品工業は5月19日、慢性便秘症治療薬「アミティーザ」の後発医薬品の発売を反競争的な手法で遅らせたとして訴えられた米国での訴訟で、8億8494万3990ドル(約1407億円)の損害賠償を認定する陪審評決が下されたと発表した。武田は「評決後申し立てや控訴を含め、可能なあらゆる法的手段を通じて争っていく」とコメント。一方、2026年3月期決算に後発事象として引当金を計上する。金額が確定次第、修正した決算短信を東京証券取引所に提出し、決算資料も修正する。武田は2014年、アミティーザの特許をめぐって争っていた後発品メーカーのパー・ファーマシューティカルズと、同社が21年1月からアミティーザのオーソライズド・ジェネリックを販売することを認める和解契約を締結。これが反競争的だとして、米国の卸売業者、薬局、支払者が21年に武田を訴えていた。
バイエル、新規経口抗凝固薬アスンデキシアンを申請
バイエル薬品は5月19日、新規の経口抗凝固薬アスンデキシアン(一般名)を申請したと発表した。適応は「急性非心原性虚血性脳卒中または高リスク一過性脳虚血発作発症後患者における脳卒中発症抑制」。米国でも同適応の申請が受理されており、その他の国・地域でも申請準備が進められている。同薬はFⅪa(活性化凝固第XI因子)を阻害する新規の作用機序を持つ1日1回投与の経口薬。FⅪaは血栓の形成や血管塞栓に関与する一方、血管損傷部位の出血を止める止血栓の形成への関与は限定的。申請の根拠となった臨床第3相(P3)試験では、重大な出血のリスクを増加させることなく虚血性脳卒中の発現率を有意に減少させた。
富士製薬、バイオシミラー3製品が20日に薬価収載
富士製薬工業は5月19日、バイオシミラー3製品の薬価収載が同日付で官報告示されたと発表した。収載は20日。3製品は▽ゴリムマブBS皮下注「F」▽デノスマブBS皮下注RM「F」▽ウステキヌマブBS皮下注「F」――。それぞれ、抗TNFα抗体「シンポニー」、抗RANKL抗体「ランマーク」、抗IL-12/23p40抗体「ステラーラ」のバイオシミラーとなる。シンポニーとランマークのバイオシミラーは国内初。
ニプロ、ステラーラのバイオシミラー発売へ
ニプロは5月18日、抗IL-12/23p40抗体「ステラーラ」のバイオシミラー「ウステキヌマブBS皮下注『ニプロ』」について、20日の薬価収載後に発売すると発表した。ニプロは韓国のサムスンバイオエピスと同社の複数のバイオシミラーの日本での商業化で提携しており、ウステキヌマブは提携に基づく初の製品となる。
島津製作所とアステラス、HTE自動化装置を開発
島津製作所は5月19日、アステラス製薬と共同で、低分子・中分子医薬品の反応条件スクリーニング用のロボットHTE(ハイスループット実験)自動化装置を開発したと発表した。開発初期のサンプル合成工程を自動化し、効率化を図る。装置は4月下旬からアステラスのつくば研究センターに導入されている。




