
国内製薬各社の2026年3月第4四半期、26年12月期第1四半期の決算発表から、主な新薬開発パイプラインの動きをピックアップ。随時更新(公開日:4月27日)。
INDEX
中外製薬(26年12月期1Q、4月24日発表)
承認
・ルンスミオ(一般名・モスネツズマブ)|大細胞型B細胞リンパ腫(適応拡大)
抗CD20/CD3二重特異性抗体。抗CD79b抗体薬物複合体「ポライビー」との併用療法が「再発または難治性の大細胞型B細胞リンパ腫」を対象に3月に日本で承認。
申請
・RG6321(ラニビズマブ)|加齢黄斑変性、糖尿病黄斑浮腫
眼内埋め込み型インプラントを使って薬剤を長期かつ持続的に放出する製品。医療機器(インプラント)と医薬品(抗VEGF抗体ラニビズマブ)を組み合わせて使うもので、3月に医療機器部分を日本で申請。医薬品部分も26年中の申請を予定しており、両方の承認を得て販売が可能となる。承認されれば24週に1回の薬剤充填で済むようになり、患者の負担軽減が期待される。
P3開始
・RG6114(inavolisib)|乳がん
ロシュから導入したPI3Kα阻害薬。PIK3CA遺伝子変異陽性・HER2陽性乳がんの1次治療(抗HER2抗体フェスゴとの併用療法)で3月、内分泌療法感受性のPIK3CA遺伝子変異陽性乳がんの1次治療(CDK4/6阻害薬、レトロゾールとの併用療法)で2月にP3試験を開始。
・CT-388(enicepatide)|肥満症
ロシュから導入したGIP/GLP-1受容体作動薬。2型糖尿病を合併しない肥満症を対象としたP3試験が4月にスタート。
開発中止
・テセントリク(アテゾリズマブ)|肝細胞がん(P3、適応拡大)
抗PD-L1抗体。肝細胞がんの2次治療を対象にレンバチニブまたはソラフェニブとの併用療法のP3試験を行っていたが、試験結果を踏まえて開発を中止。
・GYM329/RG6237(emugrobart)|脊髄性筋萎縮症(P2/3)、顔面肩甲上腕型筋ジストロフィー(P2)
自社創製の抗潜在型ミオスタチンスイーピング抗体。臨床試験で期待された運動機能改善効果が認められず、開発を中止。肥満症を対象とした開発は継続。
・エンスプリング(サトラリズマブ)|デュシェンヌ型筋ジストロフィー(P2、適応拡大)
自社創製のpH依存的結合性抗IL-6レセプター抗体。ロシュが戦略上の理由で試験を中止したことを受け、パイプラインから削除。
・RG6171(ギレデストラント酒石酸塩)|ホルモン受容体陽性乳がん(P3)
ロシュから導入した選択的エストロゲン受容体分解薬。ホルモン受容体陽性乳がんの1次治療(パルボシクリブ併用)を対象に行ったP3試験で主要評価項目を達成できず、開発を中止。アジュバント療法やエベロリムス併用による1~3次治療での開発は継続。
AnswersNews編集部が製薬企業をレポート
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