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杏林が新中計、29年度に売上高1200億円以上/塩野義、今期売上収益7000億円予想…買収のラジカヴァ寄与 など|製薬業界きょうのニュースまとめ読み(2026年5月12日)

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AnswersNews編集部

 

杏林が新中計、29年度に売上高1200億円以上…デザレックス特許切れからV字回復目指す

杏林製薬は5月12日、2026~29年度の中期経営計画を発表した。最終年度の目標は売上高1200億円以上(25年度実績1263億円)、営業利益170億円以上(156億円)。後発医薬品事業の売却や抗アレルギー薬「デザレックス」の特許切れによる減収を、▽過活動膀胱治療薬「ベオーバ」▽抗菌薬「ラスビック」▽結核化学療法剤「サチュロ」――の販売拡大でカバーし、業績のV字回復を目指す。研究開発では4年間で10件以上の導入を目指すとともに、自社では疼痛、自己免疫疾患、神経筋疾患の3つの創薬研究領域を設定。4年間で導入品獲得などの戦略投資に300~400億円、研究開発に350~400億円を投じる。

 

決算

塩野義製薬(2026年3月期、5月12日発表)

▽売上収益4996億7700万円(前期比14.0%増)▽営業利益1667億2500万円(6.5%増)▽税引前利益2389億1600万円(19.0%増)▽当期利益2051億5900万円(20.4%増)――。鳥居薬品を連結子会社化したことで国内医療用医薬品が25.0%増の1235億円となったほか、海外事業が9.9%、ロイヤリティ収入が8.7%の増収。売上収益と営業利益は4期連続で過去最高を更新した。27年3月期は売上収益7000億円(40.1%増)、営業利益2200億円(32.0%増)を予想。田辺ファーマから買収したエダラボン事業が寄与し、大幅な増収増益を見込む。

 

参天製薬(2026年3月期、5月12日発表)

▽売上収益2916億2400万円(前期比2.8%減)▽営業利益477億9700万円(2.0%増)▽税引前利益474億4200万円(0.1%減)▽当期利益373億6900万円(3.1%増)――。アジアやEMEAが売り上げを伸ばした一方、薬価改定や長期収載品の選定療養制度の影響を受けた日本が11.2%の減収となった。25年4月に発売した近視進行抑制薬「リジュセア」の売り上げは11億円。主力の眼科用抗VEGF薬「アイリーア」は15.9%減の656億円と落ち込んだ。27年3月期は売上収益3110億円(6.6%増)、営業利益495億円(3.6%増)を見込む。海外事業が安定的に成長する見通し。

 

旭化成(2026年3月期、5月12日発表)

医薬・ライフサイエンス事業の売上高は2599億円(前期比6.0%増)、営業利益473億円(77.6%増)。米国で販売する免疫抑制剤「Envarsus XR」(11.8%増の3億3000万ドル)、IgA腎症治療薬「Tarpeyo」(210.6%増の3億2300万ドル)と好調で、国内でも主力の骨粗鬆症治療薬「テリボン」(8.5%増の445億円)などが伸びた。27年3月期は売上高3090億円(18.9%増)、営業利益444億円(6.2%減)を予想。主力品が引き続き伸びるものの、独アイキュリス・アンチ・インフェクティブ・キュアーズ買収の関連費用やライセンス導入費用によって減益となる。

 

杏林製薬(2026年3月期、5月12日発表)

▽売上高1262億5700万円(前期比2.9%減)▽営業利益35億6700万円(71.6%減)▽経常利益40億3100万円(69.5%減)▽純利益34億4800万円(62.0%減)――。主力の過活動膀胱治療薬「ベオーバ」(17.1%増の258億円)や抗アレルギー薬「デザレックス」(6.5%増の102億円)などが売り上げを伸ばした一方、前期に導出一時金があった反動で減収減益となった。27年3月期の業績予想は売上高1218億円(3.5%減)、営業利益20億円(43.9%減)。デザレックスへの後発医薬品参入が響く。

 

扶桑薬品工業(2026年3月期、5月12日発表)

▽売上高623億700万円(前期比2.9%増)▽営業利益26億3900万円(36.1%減)▽経常利益23億4900万円(37.9%減)▽純利益20億1100万円(前期は32億8800万円の赤字)――。腎・透析領域や輸液領域を中心に売り上げを伸ばしたものの、原材料費や人件費の増加に伴う売上原価率の上昇や研究開発費の増加が利益を圧迫した。27年3月期は売上高632億円(1.4%増)、営業利益20億円(24.2%減)を予想。中東情勢緊迫化による関連原資材の価格高騰を売上原価に反映させている。

 

富士製薬工業(2025年10月~26年3月期、5月12日発表)

▽売上高297億1600万円(前年同期比23.3%増)▽営業利益43億9800万円(90.8%増)▽経常利益42億6300万円(92.9%増)▽純利益7億1300万円(44.6%減)――。女性医療領域の売上高が28.0%増加したほか、バイオシミラーも102.6%増と好調だった。投資有価証券評価損を計上したことで純利益は減少。27年9月期の予想は、従来予想(売上高592億5000万円、営業利益61億2000万円)を据え置いた。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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