
海外の大手製薬企業20社の2023年の業績を、▽売り上げ・利益▽研究開発費▽主力製品売上高▽疾患領域・事業別売上高▽地域別売上高――の5つの切り口からチャートで解説します。
| 【チャートで見る】海外製薬大手2023年業績 |
研究開発費最多はメルク
2023年の決算で研究開発費が最も多かったのは、305.31億ドルを投じた米メルク。同年の米プロメテウス・バイオサイエンシズ買収や、第一三共との抗体薬物複合体(ADC)に関する提携の費用などで前年の1.25倍に膨れました。
メルクに次いで研究開発費が多かったのは157.62億ドルのスイス・ロシュ。3位は119.63億ドルの米ジョンソン・エンド・ジョンソン(医療用医薬品事業)でした。これら3社にスイス・ノバルティス、英アストラゼネカ、米ファイザーを加えた6社が100億ドルを超える研究開発費を計上しています。

20社中11社が20%超の研究開発投資
20社のうち前年から研究開発費が増加したのは16社で、減少したのはロシュ(7%減)、ファイザー(同)、米ブリストル・マイヤーズスクイブ(2%減)、独バイエル(2%減)の4社。メルクのほかに研究開発費が大きく増えたのは、デンマーク・ノボノルディスク(35%増)や米イーライリリー(30%増)などでした。

売上高に対する研究開発費の比率を見てみると、メルクが51%で最も高く、米イーライリリー(27%)、米バイオジェンとスイス・ノバルティス(25%)が続きました。半数超の11社が売上高の20%以上を研究開発に投じています。

各社の研究開発費を売上高・純利益と並べてみると以下のようになります。メルクは研究開発費が大きく膨らんだことで純利益が97%の減益となりました。

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