
アステラス製薬は7月27日、子会社の米アジェンシス(カリフォルニア州サンタモニカ)の研究活動を終了すると発表した。終了作業は2018年の第1四半期に完了する予定。抗体・薬物複合体(ADC)研究への投資は縮小し、新技術や新治療手段への投資を拡大させる。
アジェンシスは1996年設立のバイオベンチャーで、アステラスが2007年に3億8700万ドル(現在のレートで約430億円)で買収した。アジェンシスは、がん標的分子の探索技術や完全ヒト型抗体の作成技術、米シアトル・ジェネティクスから使用許諾を受けたADC技術などを基盤としており、買収はがん領域を中心とする抗体医薬研究の強化が目的だった。
アステラスのパイプラインには、「AGS-16C3F」(腎細胞がん、欧米P2)や「ASG-22ME」(尿路上皮がん、米国P2・日本P1)など、シアトル・ジェネティクスと共同開発しているものも含め、複数のADCがある。アステラスは「シアトル・ジェネティクスとの提携を含む、現在アジェンシスで進んでいるADCに関する主要な臨床試験および提携は継続する」としている。
AnswersNews編集部が製薬企業をレポート
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