
中央社会保険医療協議会(中医協)は5月13日、iPS細胞由来のパーキンソン病治療用再生医療等製品「アムシェプリ」(住友ファーマ)や外傷性脳損傷向け細胞医薬「アクーゴ脳内移植用注」(サンバイオ)の保険適用を了承した。バイエル薬品の造影剤「アムベルビスト静注」など新薬4成分の薬価収載も了承され、いずれも5月20日に収載される。
アムシェプリは74億円、アクーゴは28億円の販売を予測
アムシェプリ(一般名・ラグネプロセル)はiPS細胞を使った再生医療等製品として3月に世界で初めて承認された。薬価は原価計算方式で算定され、市場性加算I(10%)と先駆加算(同)が適用された結果、18瓶1組5530万6737円となった。ピーク時に投与患者数133人、販売金額74億円を見込む。
アクーゴ脳内移植用注(バンデフィテムセル)は骨髄由来間葉系幹細胞。薬価は原価計算方式で算定。市場性加算I(10%)と先駆加算(同)がつき、薬価は1回分7271万6528円となった。ピーク時の予測投与患者数は39人、予測販売金額は28億円。
再生医療等製品では、ノバルティスファーマの脊髄性筋萎縮症向け遺伝子治療薬「ゾルゲンスマ髄注」(オナセムノゲン アベパルボベク)も収載される。薬価は既存の点滴静注製剤と同額の1患者あたり1億6707万7222円。ピーク時に43億円の販売を予測している。

昨年6月承認の「インレビック」も収載
バイエルのアムベルビスト静注(ガドクアトラン水和物)は低用量ガドリニウム造影剤。薬価は同社の「ガドビスト」を比較薬とする類似薬効比較方式Iで算定され、有用性加算II(5%)と小児加算(15%)とついた結果、25.79%2mL1瓶2261円、25.79%5mL1筒4930円、25.79%7.5mL1筒7098円、25.79%10mL1筒9193円となった。ピーク時の販売予測は46億円。
このほか、20日付で収載される新薬は
▽進行性骨化性線維異形成症治療薬「ソホノスカプセル」(パロバロテン)=IPSEN
▽長鎖脂肪酸代謝異常症治療薬「ドジョルビ内用液」(トリヘプタノイン)=Ultragenyx Japan
▽骨髄線維症治療薬「インレビックカプセル」(フェドラチニブ塩酸塩水和物)=レコルダティ・レア・ディジーズ・ジャパン
インレビックは25年6月に承認を取得していたが、承継や供給体制構築に時間を要したため今回の収載となった。ソホノスとドジョルビには有用性加算IIと市場性加算Iがついたが、原価の開示度によって加算係数ゼロとなり、価格の上乗せは行われなかった。

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート
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