武田、新たな効率化策実施へ…年換算2000億円以上の費用節減/杏林、ヤンセンと抗結核薬「サチュロ」の販売提携 など|製薬業界きょうのニュースまとめ読み(2026年3月25日)
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AnswersNews編集部

武田、新たな効率化策実施へ…年換算2000億円以上の費用節減
武田薬品工業は3月25日、新たな効率化策を行い、2028年度までに年換算で2000億円以上の費用を節減すると発表した。コーポレト機能の合理化や先進技術活用によるプロセスの簡素化などを行う。同社は向こう数年間で複数の大型新薬の発売を控えており、効率化によってこれらの販売準備や後期パイプラインの開発、先進技術への投資に必要となる費用を吸収する。これに伴い、26年度に約1500億円の事業構造再編費用を計上する見込み。26年度より額は少なくなるものの、27~28年度にも事業構造再編費用を計上する予定。個別の施策の詳細や実施時期は今後、決定していく。ジュリー・キム次期CEO(最高経営責任者)は「戦略的なリソース配分の最適化と実行力の一層の強化を図る」としている。
杏林、ヤンセンと抗結核薬「サチュロ」の販売提携
杏林製薬は3月25日、ヤンセンファーマと、同社の抗結核薬「サチュロ錠」(一般名・ベダキリンフマル酸塩)の日本での独占的な販売契約を結んだと発表した。杏林は6月から単独で同薬のプロモーション活動を開始。肺MAC症の適応追加承認後は杏林が独占的に販売を行う。同薬は、日本では多剤耐性肺結核に対する多剤併用療法の1剤として2018年に発売。現在、治療抵抗性の肺MAC症の適応追加に向けた臨床第2/3相(P2/3)試験が行われている。
ジェイファーマが東証グロース上場
SLCトランスポーターを標的とした創薬を手がけるジェイファーマ(東京都港区)が3月25日、東京証券取引所グロース市場に上場した。公開価格880円を8.1%下回る809円で初値をつけ、700円で初日の取引を終えた。上場に伴って開示した2026年3月期の業績予想は、▽営業利益38億6100万円の赤字▽経常利益28億9100万円の赤字▽純利益27億2400万円の赤字――。同社はLAT1阻害薬ナンブランラト(一般名)について胆道がんの2次治療を対象としたP3試験を行っている。
アンジェス 共同開発のTie2受容体アゴニスト、透析患者対象の医師主導治験開始
アンジェスは3月25日、カナダのVasomune Therapeuticsと共同開発しているTie2受容体アゴニスト「AV-001」(開発コード)について、血液透析患者の急性虚血性脳障害の予防を目的とした医師主導試験がカナダで始まったと発表した。AV-001は、Tie2/アンジオポエチン-1シグナル伝達経路を標的とすることで血管を安定化させ、血管漏出や炎症を抑制する作用を持つ。開発は新型コロナウイルス感染症と急性呼吸窮迫症候群が先行しており、現在、米国でP2a試験が進行中。






