
シャイアーは7月6日、遺伝性血管性浮腫(HAE)の成人向け急性発作の治療薬として、イカチバント(一般名、米国製品名FIRAZYR)を日本で申請したと発表した。承認されればHAE治療薬としては28年ぶりの新薬という。プレフィルドシリンジ製剤で、発作時に自己注射で速やかに治療することが可能となる。
HAEは国が定める指定難病の一つで、顔や手足などに突然、腫れやむくみ、激しい痛みが起こる遺伝性疾患。症状は2~5日程度で収まることが多いが、慢性的に繰り返す。国内の患者数は推定2500人。ただ、実際に治療している患者は400人強にとどまると言われている。
イカチバントは、1回の注射で速やかにHAEの発作症状を緩和できるのが特徴。プレフィルドシリンジ製剤で、自己注射でHAEの治療が可能な薬剤は日本初となる。これまでは発作時にその場ですぐに治療できる選択肢がなく、課題となっていた。2008年に欧州で承認され、すでに世界36カ国で承認・販売されている。
イカチバントの国内臨床第3相試験の治験責任医師を務めた広島大医学部皮膚科の秀道広教授は、「承認されればHAE患者の多くが抱える早期治療という未解決の課題を満たせる。日本のHAE治療にパラダイムシフトをもたらし、患者のQOLが大幅に改善されることを期待する」とコメントした。
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