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「プルヴィクト」「アイザベイ」など16新薬、12日薬価収載

更新日

AnswersNews編集部

中央社会保険医療協議会(中医協)総会は11月5日、ノバルティスファーマの前立腺がん治療薬「プルヴィクト静注」やアステラス製薬の萎縮型加齢黄斑変性治療薬「アイザベイ硝子体内注射液」など新薬16成分19品目の薬価収載を了承した。収載は12日。ヤンセンファーマの全身型重症筋無力症治療薬「アイマービー点滴静注」やファイザーの片頭痛治療薬「ナルティークOD錠」なども収載される。

 

プルヴィクト静注(一般名・ルテチウムビピボチドテトラキセタン<177Lu>)は、PSMA陽性の遠隔転移を有する去勢抵抗性前立腺がんを適応症とする放射性リガンド療法。薬価は原価計算方式で算定され、7.4GBq1瓶338万9878円となった。5%の有用性加算IIがついたが、原価の開示度によって加算係数はゼロとなり、価格の上乗せは行われなかった。ピーク時に421億円の売り上げを見込む。

 

アイザベイ硝子体内注射液(アバシンカプタド ペゴルナトリウム)は補体C5阻害薬。原価計算方式で算定された薬価は2mg0.1mL1瓶14万2522円で、有用性加算II(5%)がついたが加算係数はゼロとなった。ピーク時の市場予測は153億円。

 

ピーク時の売り上げ予測が100億円を超えたのは、これら2つを含め5新薬。アイマービー点滴静注(ニポカリマブ)は、小児加算(10%)と迅速導入加算(5%)を取得し、ピーク時予測は208億円。片頭痛の急性期治療と発症抑制の両方の適応を持つナルティークOD錠(リメゲパント硫酸塩水和物)は218億円を見込む。大塚製薬の高コレステロール血症治療薬「ネクセトール錠」(ベムペド酸)は183億円の予想だ。

 

このほか、12日に収載されるのは、
▽催眠鎮静薬・抗不安薬「ドルミカムシロップ」(ミダゾラム)=丸石製薬
▽抗がん剤「イブトロジーカプセル」(タレトレクチニブアジピン酸塩)=日本化薬
▽同「ヘルネクシオス錠」(ゾンゲルチニブ)=日本ベーリンガーインゲルハイム
▽アナフィラキシー補助治療薬「ネフィー点鼻液」(アドレナリン)=アルフレッサファーマ
など。

 

ドルミカムは特定用途医薬品に指定されており、特定用途加算(10%)を取得。イブトロジーとヘルネクシオスには迅速導入加算(いずれも5%)がついた。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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