サノフィ、ITP治療薬rilzabrutinibを申請/MeijiSeikaファルマ、岐阜工場の土壌から基準超えるヒ素 など|製薬業界きょうのニュースまとめ読み(2025年10月3日)
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AnswersNews編集部

サノフィ、ITP治療薬rilzabrutinibを申請
サノフィは10月3日、免疫性血小板減少症(ITP)治療薬rilzabrutinib(一般名)を申請したと発表した。同薬はBTK阻害薬で、承認されればITPに対する初のBTK阻害薬となる。申請の根拠とした国際共同臨床第3相(P3)試験では、プラセボに比べて有意に高い血小板反応を示した。ITPは免疫調節異常を伴う疾患で、血小板破壊の亢進と小板産生の低下による血小板数の減少を特徴とする。かつては特発性血小板減少性紫斑病と呼ばれていたが、免疫系の関与が明らかになったことで近年、名称が変わった。国内の総患者数は2万人で、毎年新たに3000人が罹患するとされる。米国では今年8月に承認を取得した。
MeijiSeikaファルマ、岐阜工場の土壌から基準超えるヒ素
MeijiSeikaファルマは10月3日、岐阜工場(岐阜県北方町)の敷地内の土壌から基準を超えるヒ素が検出されたと発表した。法律に基づく自主的な土壌調査で判明した。報告を受けた県は周辺の井戸水の水質検査を行うことにしており、検査結果が判明するまで井戸水の飲用を自粛するよう呼びかける。原因について県は「事業所でヒ素の使用履歴があり、操業によって土壌汚染が生じた可能性も考えられるが、現在のところ不明」とし、MeijiSeikaファルマに汚染土壌を適正に管理することなどを指導する。同社は「近隣住民や取引先をはじめとする関係者に心配と迷惑をかけ、深くお詫びする」としている。
レオファーマ、ベーリンガーから「スペビゴ」の情報提供活動移管
レオ ファーマは10月3日、日本ベーリンガーインゲルハイムから1日付で膿疱性乾癬治療薬「スペビゴ」(一般名・スペソリマブ)の情報提供活動が移管されたと発表した。今年7月に発表したグローバルでのライセンス・譲渡契約に伴うもの。
KINS、マルホと共同研究…皮膚科疾患対象にマイクロバイオーム創薬
KINS(東京都江東区)は10月3日、マルホと皮膚科領域疾患を対象としたマイクロバイオーム創薬に関する共同研究契約を結んだと発表した。KINSの皮膚マイクロバイオームに関するプラットフォームを活用し、医薬品の創製を目指す。KINSはマイクロバイオーム研究をもとにヘルスケア製品の販売事業やクリニック事業を展開する企業。両事業で取得したデータを活用し、創薬事業も手がけている。




 
				


 
								 
								
 
											 
											 
											 
											 
											



