小野薬品とアストラゼネカ「フォシーガ」販売提携終了/ARCALIS、南相馬にmRNA薬製剤棟が完成 など|製薬業界きょうのニュースまとめ読み(2026年2月27日)
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AnswersNews編集部

小野薬品とアストラゼネカ「フォシーガ」販売提携終了
小野薬品工業とアストラゼネカは2月27日、SGLT2阻害薬「フォシーガ」(一般名・ダパグリフロジンプロピレングリコール水和物)の販売提携を終了すると発表した。3月31日に契約を終了し、同日以降はアストラゼネカが単独で販売と流通、販促活動を行う。両社は「2025年12月の2型糖尿病での後発医薬品発売など市場環境の変化を踏まえて協議を重ねた結果」としている。フォシーガは14年3月に日本で承認。以降、小野薬品が販売と流通を担い、両社で共同販促を行ってきた。小野薬品の決算発表資料によると、同薬の26年3月期の予想売上高は800億円(前期比10.7%減)。
ARCALIS、福島・南相馬にmRNA薬の製剤棟が完成
ARCALIS(福島県南相馬市)は2月27日、同市の南相馬事業所で建設を進めていたmRNA医薬品の製剤棟が完成したと発表した。同事業所では23年に原薬の製造棟が完成しており、千葉県柏市の研究開発拠点とあわせて、mRNA医薬品の研究開発から商用生産までのサービスを一貫して提供できるようになる。製剤棟の延べ床面積は9140平方メートル。3200万回分の生産能力を備える。
「エンハーツ」乳がん術後療法の適応追加申請
第一三共は2月27日、抗HER2抗体薬物複合体(ADC)「エンハーツ」(トラスツズマブ デルクステカン)について、HER2陽性乳がんの術後薬物療法の適応追加を日本で申請したと発表した。申請は、術前療法後のHER2陽性乳がんを対象に同薬とトラスツズマブ エムタンシンを比較したグローバル臨床第3相(P3)試験の結果に基づく。欧州でも同試験の結果をもとに申請を行っている。
塩野義・鳥居「コレクチム」ローション剤の追加を申請
塩野義製薬と子会社・鳥居薬品は2月27日、アトピー性皮膚炎治療薬「コレクチム」(デルゴシチニブ)のローション剤の追加を申請したと発表した。同薬は世界初の外用JAK阻害薬として日本で2020年1月に軟膏剤が承認。ローション剤は頭部や有毛部位など軟膏を塗りにくいところにも使用しやすく、べたつきも少ないため、アドヒアランスの向上につながると期待している。
バイエル、香川大病院と慢性腎不全の啓発活動
バイエル薬品は2月27日、香川大医学部付属病院と慢性腎不全の啓発活動を始めたと発表した。香川県は、慢性腎不全を「県指定難病」として独自の医療費助成を行っている。バイエルと香川大病院は、医療費助成制度の普及啓発を通じ、制度や疾患への正しい理解と治療を促す活動を展開。患者・医療従事者向けの啓発資材や、医療従事者が患者に医療費助成の申請方法を簡便に説明できる資材を作成する。
アルフレッサHD、診断薬・医療機器専門商社のテクノ・スズタを子会社化
アルフレッサホールディングスは2月27日、臨床・研究用診断薬や医療機器などを扱う専門商社テクノ・スズタ(長崎市)を子会社化すると発表した。親会社の温仙堂(長崎県諫早市)から全株式を取得する。アルフレッサHDは2023年にも、温仙堂から子会社の医薬品卸・宮崎温仙堂の全株式を取得している。テクノ・スズタの子会社化を通じて九州エリアでのメディカル品の流通ネットワークを強化し、同エリアの事業基盤を強化する。
決算
米ヴィアトリス(2025年12月期、2月26日発表)
▽売上高142億9990万ドル(約2兆2314億円、前期比3%減)▽純利益35億1490万ドルの赤字(約5484億円の赤字、前期は6億3420万ドルの赤字)――。ブランド薬、後発医薬品ともに前年の売り上げを下回り、のれんの減損によって赤字が拡大した。26年12月期は売上高144億5000万~149億5000万ドルと増収を見込む。






