田辺三菱「ステラーラ」コプロ、年内で終了/杏林製薬導入の肺疾患薬、P3で主要評価項目未達 など|製薬業界きょうのニュースまとめ読み(2025年9月16日)
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AnswersNews編集部

田辺三菱「ステラーラ」ヤンセンとのコプロ、年内で終了
田辺三菱製薬は9月16日、抗IL-12/23p40抗体「ステラーラ」(一般名・ウステキヌマブ)について、ヤンセンファーマとのコ・プロモーションを今年12月31日に終了すると発表した。契約期間が満了するため。国内ではヤンセンが製造販売承認を持ち、田辺三菱が流通を担当。両社が共同で情報提供活動を行ってきた。契約期間満了後は、ヤンセンが単独で販売・流通と情報提供活動を行う。12月31日以降も、田辺三菱の社名が記載された製品の在庫がなくなるまでは田辺三菱が流通を続ける。
杏林製薬 導入の間質性肺疾患治療薬、P3試験で主要評価項目達成できず
杏林製薬は9月16日、国内開発・販売権を持つ間質性肺疾患治療薬「KRP-R120」(エフゾフィチモド)について、創製元の米aTyr Pharmaが行った国際共同臨床第3相(P3)試験で主要評価項目を達成できなかったと発表した。P3試験は、肺サルコイドーシスを対象に日本を含む10カ国・地域で実施。主要評価項目は「経口ステロイド(OCS)漸減終了後のOCSの1日平均投与量のベースラインからの変化量」だったが、プラセボと比較して統計学的に有意な差が認められなかった。杏林は今後の開発計画についてaTyrと協議する。KRP-R120は、ヒト抗体のFc領域にNRP2に選択的に結合するヒスチジンtRNAシンテターゼ免疫調節ドメインを融合させた融合タンパク製剤。
第一三共 抗CDH6ADC、米で画期的治療薬指定
第一三共は9月16日、抗CDH6抗体薬物複合体(ADC)「DS-6000」(ラルドタツグ デルクステカン)が米FDA(食品医薬品局)から画期的治療薬(ブレークスルーセラピー)に指定されたと発表した。対象疾患は「ベバシズマブによる治療歴のあるCDH6発現のプラチナ製剤抵抗性の上皮性卵巣がん、原発性腹膜がん、卵管がん」。同薬が画期的治療薬の指定を受けるのは初めて。
ダイト、中国で2つ目の後発品承認
ダイトは9月16日、中国で消炎鎮痛剤セレコキシブの後発医薬品の承認を取得したと発表した。中国での自社後発品の承認取得は今年1月の疼痛治療薬プレガバリンに続いて2つ目。同社は2012年に現地の大桐製薬を連結子会社化し、近年は日本向け製剤の製造を委託してきた。24年7月公表の中期経営計画では中国ビジネスの強化を掲げている。




 
				


 
					 
					 
					 
								
 
											 
											 
											 
											 
											



