
エーザイ「レケンビ」皮下注を日本で申請
エーザイは11月28日、早期アルツハイマー病治療剤「レケンビ」(一般名・レカネマブ)の皮下注オートインジェクター製剤を申請したと発表した。承認されれば、現在の医療機関での2週に1回の静脈投与に加え、週1回の皮下投与が可能となり、在宅での治療も選択できるようになる。申請は、早期AD当事者を対象とした臨床第3相(P3)試験などの結果に基づく。米国では維持投与を対象に今年8月に承認されており、11月に初期治療への申請を完了している。
がん研究会・NEC・大鵬薬品 全ゲノム情報を活用したがんワクチン創製へ共同研究
がん研究会(東京都江東区)と日本電気(NEC)、大鵬薬品工業は11月28日、全ゲノム情報を活用したがん治療ワクチン創製に向け、三者共同研究契約を締結したと発表した。共同研究では、全ゲノム情報とNECのAI技術を活用し、複数のがん患者に共通するがん特異的抗原(ネオアンチゲン)を標的とするがんワクチンを設計。大鵬薬品の評価モデルを使い、治験可能な開発候補品を絞り込む。通常のネオアンチゲンに加え、ダークゲノム(ゲノム配列での機能や役割が未解明の領域)に由来するがん特異的抗原も対象に、新たながんワクチンの実現を目指す。





