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25年7~9月の国内医薬品市場2.7%増/UBEとFRONTEO、シーズ導出目指し共同研究 など|製薬業界きょうのニュースまとめ読み(2025年11月13日)

更新日

AnswersNews編集部

 

7~9月の国内市場は2.7%増「マンジャロ」251%増で初のトップ10入り

IQVIAは11月13日、2025年7~9月の国内医療用医薬品市場が前年同期比2.7%増の2兆9612億円だったと発表した。抗がん剤や糖尿病治療薬などが市場拡大を牽引した。製品別売上高では、MSDのがん免疫療法薬「キイトルーダ」が573億円でトップ。日本イーライリリーと田辺三菱製薬の糖尿病治療薬「マンジャロ」が前年同期比251.2%増の284億円を売り上げ、初めてトップ10に入った。

詳しくは、25年7~9月の国内医薬品市場、前年同期比2.7%増…「マンジャロ」251%増で初のトップ10入り

 

UBEとFRONTEO、シーズ導出目指し共同研究

UBEとFRONTEOは11月13日、創薬シーズの創出と製薬企業へのライセンスアウトを目的とした共同研究を行うと発表した。FRONTEOが自社のAI創薬支援サービスを活用し、疾患と標的分子との未知の関連性を探索。UBEが標的分子に作用する化合物の探索と最適化を行う。12月までに対象疾患を決め、2026年1月から研究を始める。

 

帝人、インドのバイオテクノロジー企業と提携

帝人は11月13日、インドのバイオテクノロジー企業URアドバンスド・セラピューティクス(URAT)と業務提携したと発表した。帝人グループの埋め込み医療機器と再生医療関連製品をインドで展開するとともに、URATがインドで販売する診断・治療用エクソソームや研究用途の合成ペプチド、Ⅰ型アテロコラーゲンといった製品を日本で展開する。

 

DTアクシス、周産期うつ病予防・治療アプリを大学と共同研究開発

DTアクシス(東京都渋谷区)は11月13日、京都大、名古屋市立大と、周産期うつ病の予防・治療を目的としたアプリケーションの共同研究開発に関する覚書を結んだと発表した。薬物療法に制限がある妊婦向けに、認知行動療法などの科学的根拠に基づいたアプリを開発する。DTアクシスにとっては、うつ病治療補助プログラム「リフトンD」に続くパイプラインとなる。

 

決算

明治ホールディングス(医薬品、2025年4~9月期)

▽売上高1169億円(前年同期比2.7%増)▽営業利益143億円(22.8%減)。24年発売のROCK2阻害薬「レズロック」や5種混合ワクチン「クイントバック」などが売り上げを拡大。薬価改定の影響や研究開発費の増加により営業利益は落ち込んだ。26年3月期の業績予想は売上高を2433億円(従来予想比114億円減)に下方修正し、営業利益は260億円を据え置いた。海外事業が従来の計画を下回る見通し。

 

スズケン(2025年4~9月期)

▽売上高1兆2194億4000万円(前年同期比1.8%増)▽営業利益169億5800万円(0.8%減)▽経常利益180億3200万円(6.0%増)▽純利益162億4100万円(19.9%減)――。医薬品卸売事業は売上高1兆1772億5600万円(1.9%増)、営業利益141億8200万円(2.5%減)。新薬の販売拡大で売り上げは伸びたが、仕入れ価格の上昇で減益となった。26年3月期の業績予想は、従来の売上高2兆4680億円(前期比2.8%増)、営業利益336億円(9.5%減)を据え置いた。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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