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武田薬品、中国イノベントからがん治療薬2剤導入…一時金1821億円/栄養障害型表皮水疱症治療薬「バイジュベックゲル」発売 など|製薬業界きょうのニュースまとめ読み(2025年10月22日)

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AnswersNews編集部

 

武田薬品、中国イノベントからがん治療薬2剤導入…一時金1821億円

武田薬品工業は10月22日、中国のイノベント・バイオロジクスと、同社が後期開発中のがん治療薬2剤のライセンス契約を結んだと発表した。PD-1/IL-2α-bias二重特異性抗体融合タンパク質「IBI363」と抗Claudin18.2抗体薬物複合体(ADC)「IBI343」について、中国、香港、マカオ、台湾を除く全世界での権利を取得。非小細胞肺がんと結腸・直腸がんを対象に開発中のIBI363についてはグローバルで共同開発し、米国で共同して商業化。それ以外の地域では武田薬品が独占的に商業化する権利を持つ。IBI343は胃がんと膵臓がんを対象に開発されており、武田薬品は中国、香港、マカオ、台湾以外で独占的に開発、製造、商業化する。提携では、初期開発段階にある抗EGFR/B7H3 ADC「IBI3001」のオプション権も取得。武田薬品は1億ドル(約152億円)の株式投資を含めて12億ドル(約1821億円)の一時金を支払うほか、マイルストンやロイヤリティを支払う。

 

Krystal Biotech、栄養障害型表皮水疱症治療薬「バイジュベックゲル」発売

Krystal Biotech Japanは10月22日、栄養障害型表皮水疱症に対する遺伝子治療薬「バイジュベックゲル」(一般名・ベレマゲン ゲペルパベク)を発売したと発表した。国内初の塗布型の遺伝子治療薬で、在宅での投与が可能。ヒトCOL7A1遺伝子を補充することで7型コラーゲンタンパク質を発現させ、創傷を治癒させる。薬価は1キット295万5232.7円。ピーク時に181億円の販売を見込む。

 

パドセブとキイトルーダの併用、米国で膀胱がん補助療法への適応拡大申請受理

アステラス製薬は10月22日、抗ネクチン-4ADC「パドセブ」(エンホルツマブ ベドチン)と抗PD-1抗体「KEYTRUDA」(ペムブロリズマブ)の併用療法について、米国で「シスプラチンを用いた化学療法に不適応の筋層浸潤性膀胱がん患者を対象とした術前術後の補助療法」への適応拡大の申請が受理されたと発表した。審査終了目標日は2026年4月7日に設定された。申請の根拠とした臨床第3相(P3)試験では、手術単独群と比較して再発・病勢進行リスクを60%、死亡リスクを50%低下させた。

 

旭化成ファーマ「テリボン」特許訴訟で沢井と和解

骨粗鬆症治療薬「テリボン」(一般名・テリパラチド酢酸塩)の特許を侵害したとして、製造販売元の旭化成ファーマが沢井製薬に同薬の後発医薬品の製造販売差し止めなどを求めた訴訟で、旭化成ファーマは10月21日、知的財産高等裁判所で和解が成立したと発表した。沢井製薬が和解金40億円を支払い、特許が有効な間は沢井は後発品を製造・販売しないことで合意した。旭化成ファーマは2022年4月に提訴し、大阪地裁は24年9月、沢井に製造販売の差し止めと損害賠償の支払いを命じる判決を出した。沢井は知財高裁に控訴したが、和解条件を検討した結果、和解による解決が合理的と判断した。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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