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中外、希少疾患向け抗体の経口剤開発で米ラニと提携/緊急避妊薬「ノルレボ」スイッチOTC承認 など|製薬業界きょうのニュースまとめ読み(2025年10月20日)

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AnswersNews編集部

 

中外製薬、希少疾患向け抗体の経口製剤開発で米ラニと提携

中外製薬と米ラニ・セラピューティクスは10月20日、ラニの経口投与技術RaniPillに関する共同開発および商業化に関するライセンス契約を締結したと発表した。ラニの技術はこれまで主に注射剤で製剤化されてきたバイオ医薬品の経口投与を可能にするもので、中外の希少疾患向け抗体医薬品候補分子にラニの技術を適用した経口製剤の開発を共同で進める。中外は契約一時金1000万ドル(約15億円)を支払うほか、今後の技術移管・開発の進捗に応じたマイルストン最大7500万ドルと売上高に基づくマイルストン最大1億ドル、売上高に応じたロイヤリティを支払う。中外は加えて、最大5つの標的分子に対し、同様の条件で権利を拡大できるオプション権も取得した。

 

あすか、緊急避妊薬「ノルレボ」スイッチOTCが承認…販売は第一三共ヘルスケア

あすか製薬は10月20日、緊急避妊薬「ノルレボ」(一般名・レボノルゲストレル)のスイッチOTC医薬品が承認されたと発表した。販売は第一三共ヘルスケアが担い、同社が情報提供体制の整備を進めていく。具体的な発売時期は明かしていない。緊急避妊薬のスイッチOTC化をめぐっては、2021年に厚生労働省の評価検討会議で検討が始まり、23年11月から適正販売の環境整備に向けた調査事業として薬局で試験販売が行われている。今年6月には富士製薬工業が緊急避妊薬「レボノルゲストレル錠『F』」のスイッチOTCを申請した。

 

大鵬薬品、米アーカス開発中のHIF-2α阻害薬を導入

大鵬薬品工業は10月20日、米アーカス・バイオサイエンシズが開発中のHIF-2α阻害薬「AB521」(開発コード、一般名・casdatifan)について、日本とアジア(中国と一部の地域を除く)で独占的に開発・販売する権利を取得したと発表した。両社が17年9月に締結したオプション契約に基づくもので、大鵬薬品によるオプション権行使は5回目。大鵬は対価としてオプションフィーや臨床試験、承認、販売のマイルストン、売上高に対するロイヤリティを支払う。casdatifanはアーカスが創製した低分子薬。同社が淡明細胞型腎細胞がん患者を対象としたグローバル臨床第3相(P3)試験を実施中で、日本は26年前半に同試験に参加する予定。

 

参天製薬 韓国で「ベオビュ」「ルセンティス」を流通・販売促進

参天製薬と韓国ノバルティスは10月20日、ノバルティスが製造・販売する眼科用VEGF阻害薬「ベオビュ」(ブロルシズマブ)と同「ルセンティス」(ラニビズマブ)について、韓国での流通・販売促進活動を参天の現地法人が行うと発表した。17日付で契約を結んだ。両製品の販売を通じ、参天は韓国の網膜疾患領域に参入する。

 

サワイ子会社のFrontAct、フレイル予防へ東京都などと連携

サワイグループホールディングス(HD)子会社のFrontActは10月20日、東京都と都内4区市(品川区、世田谷区、豊島区、調布市)、東京健康長寿医療センターと、「アプリを活用した高齢者の健康づくり推進事業」に関する連携協定を結ぶと発表した。事業では、東京健康長寿医療センターが開発した、フレイルリスクなどの検知ができるアプリ「東京Chojuアプリ」を活用し、フレイル予防・健康づくりの充実、改善に取り組む。FrontActは、アプリで利用する歩数や睡眠時間、会話量、皮膚温度、紫外線量、脈拍データといったデータを収集できるリストバンド型活動量計「ミモリー」を製造販売しており、事業ではデジタル技術を用いた健康づくりへの助言などを行う。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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