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「レケンビ」皮下注が米国で承認/富士製薬、アイリーアBSで販売提携 など|製薬業界きょうのニュースまとめ読み(2025年9月1日)

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AnswersNews編集部

 

エーザイ「レケンビ」皮下注が米国で承認

エーザイは8月30日、アルツハイマー病治療薬「レケンビ」(一般名・レカネマブ)の皮下注射製剤「レケンビ アイクリック」が米国で承認されたと発表した。10月6日に発売する予定。360mgの皮下注オートインジェクター製剤で、週1回の維持療法に使用する。米国では今年1月に点滴静注製剤による4週1回の維持投与も承認されており、2週に1回の静注による18カ月の初期治療を終えた患者は、4週1回の静注と週1回の皮下注を選択できる。

 

富士製薬、アイリーアBSで日東メディックと販売提携

富士製薬工業は9月1日、申請中の眼科用VEGF阻害薬「アイリーア」(アフリベルセプト)のバイオシミラーについて、日東メディック(富山市)と販売・プロモーション契約を結んだと発表した。承認後、日東メディックが流通、販売、情報提供活動を行う。富士製薬は、日東メディックの眼科領域での営業基盤を活用して市場浸透を図る。

 

塩野義、鳥居薬品を完全子会社化

塩野義製薬は9月1日、同日付で鳥居薬品を完全子会社化したと発表した。塩野義は6月に行った株式公開買い付け(TOB)で日本たばこ産業(JT)保有分を除く鳥居の株式を取得。鳥居は1日付でJTから自己株式を取得した。同日付で鳥居の取締役会長に塩野義の上席執行役員・コーポレート管掌の畑中一浩氏が、取締役副社長に塩野義の医薬事業本部副本部長の古田直人氏が就任した。

 

武田テバ「T’sファーマ/T’s製薬」に社名変更

T’sファーマとT’s製薬は9月1日、同日付で武田テバファーマと武田テバ薬品から社名を変更したと発表した。2社をあわせて「T’s」と総称していく。両社をめぐっては今年3月、投資ファンドのジェイ・ウィル・パートナーズ(JWP)が全株式を取得。その後、JWPが投資する日医工、共和薬品工業、T’sを傘下に収めるアンドファーマが発足した。

 

大正製薬、不眠症薬「ボルズィ」承認

大正製薬は9月1日、不眠症治療薬「ボルズィ錠」(ボルノレキサント水和物)の承認を取得したと発表した。承認は8月25日付。同薬は大正製薬が創製したオレキシン受容体拮抗薬。消失半減期が短く、翌日の持ち越し効果の懸念が少ない。

 

武田薬品「タクザイロ」ペン製剤が承認

武田薬品工業は9月1日、遺伝性血管性浮腫の急性発作発症抑制薬「タクザイロ皮下注」(ラナデルマブ)の新剤形としてペン製剤の承認を取得したと発表した。タクザイロは2022年からシリンジ製剤が販売されているが、ペン製剤の承認で手技の簡便さなどを求めるニーズに応える。

 

ソレイジア「エピシル」第一三共ブラジル子会社に販売権

ソレイジア・ファーマは9月1日、第一三共のブラジル子会社と、口腔保護剤「エピシル」の独占的販売権ライセンス契約を結んだと発表した。第一三共子会社はブラジルでの承認取得に向けた活動を行い、承認後はソレイジアから仕入れたエピシルを販売。製品供給代金のほか、契約一時金、承認時マイルストン、販売マイルストンを受け取る。

 

参天「タプコム」中国で発売

参天製薬は9月1日、開放隅角緑内障・高眼圧症治療薬「タプコム」(タフルプロスト/チモロールマレイン酸塩点眼液)を中国で発売したと発表した。第一選択薬であるプロスタグランジン誘導体を含有した配合剤としては、中国初の防腐剤無添加の製剤となる。中国の緑内障患者数は2020年時点で2180万人超。同薬は13年に日本で承認されて以降、47カ国・地域で販売されている。

 

大塚、診断事業の研究拠点を都内に開設

大塚製薬は9月1日、診断事業部の新たな研究拠点「東京ラボラトリー」を、三井不動産が運営する「三井リンクラボ新木場2」(東京都江東区)に開設したと発表した。診断事業部の研究拠点は、徳島、東京・品川に続く3拠点目。徳島では基礎研究から設計開発、品川ではデジタルバイオマーカーの研究開発を行っており、新拠点では新規モダリティの開発を進める。

 

杏林とキッセイ、過活動膀胱啓発でUbieと提携

杏林製薬、キッセイ薬品工業、Ubie(東京都中央区)の3社は9月1日、過活動膀胱の疾患啓発プロジェクトを始めると発表した。過活動膀胱関連の症状を持つ人に対し、Ubieの症状検索エンジン「ユビー」を中心にインターネット上で疾患の情報を提供。医療機関への適切な受診を促す。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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