田辺三菱 CEOに前ファイザー社長の原田氏、会長に前武田薬品CFOのサルウコス氏 など|製薬業界きょうのニュースまとめ読み(2025年8月29日)
更新日
AnswersNews編集部

田辺三菱 CEOに前ファイザー社長の原田氏、会長に前武田薬品CFOのサルウコス氏
田辺三菱製薬は8月29日、9月1日からの新たな経営執行体制を発表した。代表取締役執行役員CEO(最高経営責任者)に、前ファイザー日本法人社長の原田明久氏が就任。取締役会長に前武田薬品工業CFO(最高財務責任者)のコスタ・サルウコス氏が就く。現在、代表取締役社長執行役員を務める辻村明広氏は、代表取締役社長執行役員COO(最高執行責任者)に就任する。原田氏はファイザーで臨床開発部門長や炎症・免疫部門長を歴任し、2017年12月から24年12月まで社長を務めた。サルウコス氏は18年4月に武田薬品のCFOに就き、今年4月1日付で退任した。
メディパルHDとJCR、GM2ガングリオシドーシス治療薬の事業化で提携
メディパルホールディングス(HD)とJCRファーマは8月29日、JCRが開発中のGM2ガングリオシドーシス治療薬「JR-479」(開発コード)について、海外での事業化に関する実施許諾契約と、日本での共同開発・商業化契約を結んだと発表した。メディパルは日本を除く全世界を対象に開発、製造、販売など事業化に関する再実施許諾権付き独占的実施権を取得。国内では、治験薬の配送や疾患啓発、臨床試験実施などで協力し、売上高に応じた一定の収益を受け取る。JCRは契約一時金と日本を除く全世界での売上高に応じたロイヤリティを受け取る。日本ではJCRが販売し、売り上げを計上する。両社は2022年10月から超希少疾病用医薬品の開発で提携しており、今回の契約はフコシドーシス治療薬「JR-471」、ムコ多糖症IIIB型治療薬「JR-446」に続く3品目目となる。GM2ガングリオシドーシスはライソゾーム病の一種で、承認されている治療法はない。
MeijiSeikaファルマ「コスタイベ」XEC対応の2人用製剤承認
MeijiSeikaファルマは8月29日、新型コロナウイルスワクチン「コスタイベ」について、オミクロン株JN.1系統の変異株XECに対応した2人用のバイアル製剤が承認されたと発表した。非臨床試験では、JN.1やXECに加え、LP.8.1や現在流行中の変異株(XFG、NB.1.8.1)に対する中和抗体の産生が認められている。MeijiSeikaファルマは9月下旬の供給開始に向けて準備を進める。




 
				


 
					 
					 
								
 
											 
											 
											 
											 
											



