
製薬業界の求人動向を、業界専門の転職支援サービス「Answers」「MRBiZ」(運営元:株式会社クイック)の専任コンサルタントが、領域ごとに毎月レポートします。
求人件数は横ばい
2025年8月の製薬業界の求人件数は、全体的に前月から横ばいとなりました。

職種別に見ると、前月から増加したのは「その他製造」(前月比7%増)や「薬理研究」(6%増)、「品質保証」(5%増)など。一方、減少となったのは「CS/CL(クリニカルサイエンス/クリニカルリード)」(10%)や「MR(スペシャリティ)」(10%減)などでした。
[研究]市場は全体的に落ち着き
バイオベンチャーや一部の内資系メーカーで、注力領域の強化や欠員補充のためのスポットの募集が行われていますが、全体的に市場は落ち着いています。研究職では例年、8月から9月にかけて求人件数が増える傾向にありますが、今年はやや異なる動きとなっています。
(研究職解説・藤本哲平)
[開発]外資系企業中心にニーズ
CS/CL(クリニカルサイエンス/クリニカルリード)の求人件数は10%減となりましたが、中長期目線で行われていた採用の充足に伴う募集終了や一部企業の採用の見直しなどが重なったためで、外資系の大手メーカーを中心に採用意欲は堅調です。
春先から市場の停滞が続いていたCRA(モニター)は3%増。外資系CROを中心に少しずつ市場に動きが出てきました。7%減のPV(ファーマコビジランス)の市場にも変化が生まれつつあります。
(開発職解説・盛喜文也)
[製造]引き続き市場は活発
製造職の採用ニーズは引き続き堅調で、市場の動きも活発。大手後発医薬品企業から中堅新薬メーカーまで、ピンポイント中心に幅広く募集が行われています。採用が縮小傾向にあった大手新薬メーカーでは、ある内資大手企業が採用を再開。品質管理・品質保証、CMC関連で複数のポジションの募集を行っています。
(製造職解説・田尻将之)
[MR]スペシャリティ中心に新規募集
MRの求人件数は全体的に減少しました。大型採用の募集期間が終わったことに加え、採用枠を充足して募集を終えた求人が重なったことが理由と考えられます。新規の求人は、血液がんや免疫領域などのスペシャリティ領域が中心。即戦力となる経験者を求める傾向はあるものの、一部で領域未経験でも応募可能な求人も出ています。
(MR解説・北川翔一)
※※※
例年の夏に比べると動きの少ない市場動向となっています。ただ、製造職を中心に継続的にニーズのある職種も多く、数字よりは底堅い市況感です。
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※ビズリーチに登録する7800人以上(24年7月末時点)のヘッドハンターのうち、メディカル業界への転職支援で優秀な結果を残したヘッドハンターに贈られる賞
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