塩野義、睡眠障害薬開発の米合弁を完全子会社化…160億円で/富士製薬、女性医療分野で新薬共同開発 など|製薬業界きょうのニュースまとめ読み(2026年3月24日)
更新日
AnswersNews編集部

塩野義、睡眠障害薬開発の米合弁を完全子会社化…160億円で
塩野義製薬は3月24日、米アプニメッドと折半出資で設立した睡眠障害治療薬開発の合弁会社シオノギ・アプニメッド・スリープ・サイエンス(米国)を完全子会社化すると発表した。1億ドル(約160億円)でアプニメッドの持分を取得し、同社に開発マイルストンやロイヤリティを支払う。合弁会社は2023年に設立。睡眠時無呼吸症候群治療薬「SASS-001」「SASS-002」(いずれも開発コード)の開発を進めてきたほか、複数の創薬プログラムを立ち上げた。塩野義は完全子会社化を通じ、睡眠障害領域の確立と成長ドライバーの創出に向けて研究開発を加速させる。
富士製薬、ゲデオン・リヒターと女性医療分野で新薬共同開発
富士製薬工業は3月24日、ハンガリーのゲデオン・リヒターと、女性医療分野で複数の新薬候補を共同開発する契約を結んだと発表した。対象は、▽子宮内膜症に対する抗体医薬▽卵胞刺激ホルモン受容体に作用する経口アゴニスト▽子宮内膜症に対する非ホルモン性免疫療法となる可能性のある新規JNK阻害薬▽抗ミュラー管ホルモンを標的とする抗体医薬――。富士製薬はこれらの新薬候補について、日本、ASEAN諸国、韓国での開発、製造、商業化の権利を持ち、研究開発費の一部を負担する。
ステラファーマ「ステボロニン」血管肉腫の適応追加申請
ステラファーマは3月24日、ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)用医薬品「ステボロニン」(一般名・ボロファラン)について、血管肉腫の適応追加を申請したと発表した。申請は、切除不能な皮膚血管肉腫を対象に国内で行った臨床第2相(P2)試験の結果に基づく。同試験では、BNCTを受けた患者10人のうち部分奏効が3人、完全奏効が2人で、奏効率は50%だった。
オーファンパシフィック、APDS治療薬「ジョエンジャ」承認
オーファンパシフィックは3月24日、活性化PI3Kδ症候群(APDS)治療薬「ジョエンジャ錠」(レニオリシブ)の承認を取得したと発表した。承認は23日付。APDSは、PI3Kδシグナル伝達経路を調節する遺伝子の変異が原因で起こる遺伝性の原発性免疫不全症。ジョエンジャは、多様な細胞プロセスを調節するホスファチジルイノシトール-3-4-5-三リン酸の生成を抑制することで効果を発揮する。オーファンパシフィックは、オランダのPharming Groupとの契約に基づいて日本で申請を実施。流通・販売を担当する。
あすか製薬、インシリコ・メディシンと新規標的探索で提携
あすか製薬は3月24日、AI創薬の米インシリコ・メディシンと研究提携を開始したと発表した。インシリコのAIを活用し、子宮内膜症、子宮筋腫、子宮腺筋症といった難治性婦人科疾患に対して高い創薬可能性を持つ新規治療標的の特定を目指す。インシリコは疾患仮説の探索・検証を行い、あすかはAIが予測した治療標的の検証を担当する。





