GSK、多発性骨髄腫薬「ブーレンレップ」発売/インサイト、がん領域で2新薬同時発売 など|製薬業界きょうのニュースまとめ読み(2026年3月18日)
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AnswersNews編集部

GSK、多発性骨髄腫治療薬「ブーレンレップ」発売
グラクソ・スミスクラインは3月18日、多発性骨髄腫治療薬「ブーレンレップ点滴静注用」(一般名・ベランタマブ マホドチン)を発売したと発表した。骨髄腫細胞表面のBCMAを標的とする抗体薬物複合体(ADC)。再発・難治性の患者が対象で、ボルテゾミブとデキサメタゾン、またはポマリドミドとデキサメタゾンと併用する。今回発売するのは100mg製剤。今年2月には70mg製剤の承認を取得し、発売準備を進めている。薬価は100mg1瓶128万4052円。ピーク時に187億円の販売を見込む。
インサイト「ミンジュビ」「ジニイズ」2新薬同時発売
インサイト・バイオサイエンシズ・ジャパンは3月18日、抗CD19抗体「ミンジュビ点滴静注」(タファシタマブ)と抗PD-1抗体「ジニイズ点滴静注」(レチファンリマブ)を発売したと発表した。ミンジュビの適応は「再発または難治性の濾胞性リンパ腫」で、リツキシマブ、レナリドミドと併用。ジニイズは「切除不能な進行・再発の肛門管扁平上皮がん」で、パクリタキセル、カルボプラチンと併用する。薬価は、ミンジュビが200mg1瓶12万5201円、ジニイズが500mg20mL1瓶61万1671円。ピーク時の予測販売額はそれぞれ57億円と7.3億円。
クリニジェン「プリミーフォート」4月下旬発売
クリニジェンは3月18日、人乳由来母乳強化剤「プリミーフォート経腸用液」を4月下旬に発売すると発表した。適応は「極低出生体重児等の体重増加不全を呈する新生児および乳児の栄養管理」。薬価は、プリミーフォート経腸用液6が15mL1瓶2万9171.30円、30mL1瓶5万8199.30円、同8が40mL1瓶7万7580.50円、同CFが10mL1瓶1万4079.50円で、ピーク時の販売予測は99億円。CFの有効成分は人乳のみで、6と8はその他の栄養素を含む。
日本新薬、BPDCN治療薬「エルゾンリス」発売
日本新薬は3月18日、芽球性形質細胞様樹状細胞腫瘍(BPDCN)治療薬「エルゾンリス点滴静注」(タグラキソフスプ)を発売したと発表した。同薬はイタリアのメナリーニ・グループから導入したジフテリア毒素とIL-3の融合タンパク質。CD123を発現する腫瘍細胞に取り込まれ、タンパク質合成を阻害してアポトーシスを誘導する。BPDCNは白血病とリンパ腫の両方の性質を持つまれな血液がんで、エルゾンリスは同疾患に対する初の承認薬となる。薬価は1000μg1mL1瓶360万7878円。ピーク時に29億円の販売を見込む。
科研、HAE薬「エクテリー」発売
科研製薬は3月18日、遺伝性血管性浮腫(HAE)治療薬「エクテリー錠」(セベトラルスタット)を発売したと発表した。米カルビスタ・ファーマシューティカルズが創製した世界初の経口の血漿カリクレイン阻害薬で、12歳以上のHAEの急性発作が対象。急性発作に対する経口薬は初となる。国内ではカルビスタの日本法人が承認を取得し、提携に基づいて科研が販売する。薬価は300mg1錠34万4822.10円で、ピーク時に19億円の販売を予測している。
日本新薬「オプスミット小児用」をコプロ
日本新薬は3月18日、ヤンセンファーマが同日発売した肺動脈性肺高血圧症治療薬「オプスミット小児用分散錠」(マシテンタン)について、ヤンセンとのコ・プロモーションを開始したと発表した。同社はオプスミットの成人用製剤や「ウプトラビ」「ユバンシ」など複数の肺動脈性肺高血圧症治療薬の販売で提携しており、今回のコプロはこれらに続くものとなる。オプスミット小児用分散錠の薬価は1mg1錠1496.90円、2.5mg1錠3712.20円で、ピーク時販売予測は16億円。
ヤンセン、肺がん患者向けサポートプログラム開始
ヤンセンファーマは3月18日、「リブロファズ配合皮下注」または「ライブリバント点滴静注」による治療を開始する非小細胞肺がん患者とその家族に、患者サポートプログラム「リブロファズ/ライブリバント withMe」を提供すると発表した。登録された患者に、専任看護師が6カ月間定期的に電話連絡を実施。治療に関連する疑問の解消、身体変化の気づきの促し、医療従事者に伝えるべきことの整理といったサポートを無償で提供する。問い合わせや相談にも電話やメールで対応する。
アステラス、明治安田生命とアドボカシー活動で協業
アステラス製薬と明治安田生命は3月18日、最先端の医療が必要な人に届く持続可能な社会の実現に向け、協業に関する基本合意書を結んだと発表した。アステラスがアドボカシー活動で発信しているドラッグ・ロス/ドラッグ・ラグや最新治療に関する情報提供コンテンツを活用し、共同で健康増進や疾患啓発のセミナーを行う。明治安田生命は全国で地域住民の健康増進を支援する活動を展開しており、アステラスは最先端の医療が普及する社会の実現を目指したアドボカシー活動に積極的に取り組んでいる。両社は今後も、多様なステークホルダーや活動をともにするパートナーとの連携を広げていくとしている。
セルトリオンとシミック、日本市場でのバイオシミラー拡大へ提携
セルトリオン・ヘルスケア・ジャパンとシミックグループは3月18日、日本市場でのセルトリオングループのバイオシミラー事業拡大、安定供給、普及推進に向けた包括的業務提携契約を結んだと発表した。セルトリオンの研究開発力と、シミックグループの開発・製造・販売支援体制を組み合わせ、普及拡大と安定供給に取り組む。今後、両社で協議を行い、協働を深めていく。
リニカル、役員の報酬減額…業績予想下方修正と減配で経営責任明確化
リニカルは3月18日、業績予想の下方修正と減配の経営責任を明確化するため、役員の報酬を減額すると発表した。社長は月額の30%、執行役員CxOは20%、執行役員は10%を、それぞれ4~6月の3カ月間減額する。同社はこの日、2026年3月期の業績予想について、▽売上高86億6300万円(従来予想比6億8700万円減)▽営業利益21億3800万円の赤字(7億8800万円減)▽経常利益21億100万円の赤字(7億100万円減)▽純利益23億7700万円(6億7700万円減)――に下方修正し、期末配当を予想の16円から8円減配すると発表。国内で案件獲得が目標に届かなかったほか、欧米で見込んでいた複数の大型試験の開始が遅れたことが響く。
H.U.中央研究所、エーザイとバイオマーカーの共同研究
H.U.グループホールディングスは3月18日、子会社のH.U.グループ中央研究所がエーザイとバイオマーカー探索に関する共同研究契約を結んだと発表した。H.U.中央研究所が独自開発した技術を活用し、脳脊髄液由来の細胞外小胞を対象に高い回収率と精製度を両立したハイスループットな解析基盤を共同で構築。エーザイの中枢神経疾患領域での知見を活かし、バイオマーカーの探索と評価を進める。





