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転職市場は停滞脱し上向き…MRや開発を中心に求人増加へ|製薬業界 2026年上半期の転職市場トレンド予測

更新日

AnswersNews編集部

2026年上半期(1~6月)の製薬業界の転職市場のトレンドを、業界専門の転職支援サービス「Answers」「MRBiZ」(運営元:株式会社クイック)の専任コンサルタントが展望します。

 

転職市場全体は堅調に推移

【2026年上半期 製薬業界の転職市場予測】〈職種/26年6月までの予測求人件数/ポイント〉研究/横ばい/大手企業はニッチな専門性を求める・バイオベンチャーの採用意欲はこれまで通り堅調|開発/やや増加/開発全体を率いる職種のニーズが堅調・CRAやPVは前期から横ばいの見込み|製造/横ばい/大手後発品企業や受託企業を中心にニーズは好調・新薬大手メーカーの採用は一時期の縮小から回復|MR/やや増加/募集の中心はピンポイント求人・足元では大型採用も|コマーシャル/横ばい/ピーク時ほどではないが、市場は回復傾向・人材の流動により随時ピンポイント募集|メディカル/やや増加/安定的なマーケットニーズが続く見込み・エビデンス創出に関わるニーズも拡大

 

事業環境の不透明感を背景とした停滞を抜け出し、2025年下半期にかけて徐々に上向いてきた製薬業界の転職市場。26年上半期は、開発、MR、メディカルの各職種で求人件数がやや増える見通し。一方、研究や製造は横ばいで推移しそうです。

 

それでは、各職種について詳しく見ていきましょう。

 

【研究】求人件数は横ばい

2025年は年間を通じて求人件数が横ばいで推移した研究職。26年上半期もその傾向が続く見通しです。バイオベンチャーの中途採用は引き続き堅調で、プロジェクト進捗や資金調達など各社の状況に応じて随時、募集が行われていくでしょう。受託企業での採用ニーズも堅そうです。

 

一方、大手製薬企業の求人は、ニッチで高度なスキルを求めるピンポイントの厳選採用がほとんど。中長期を見据えて動く基礎研究の採用は、臨床開発や製造などと比べると予算面で制限を受ける側面もあり、そうした中でも企業が欲する新規モダリティの経験や新規技術を持つ人材にニーズが集まっています。ニッチな求人が多い分、応募可能な求人は限られる傾向にあります。自分の強みを活かせる求人を見逃さないよう、日ごろから情報収集を行っておくことが重要です。

(研究職解説・藤本哲平)

 

【開発】求人件数はやや増加

2026年上半期の開発職の求人件数は、職種によって状況が異なるものの、全体としてはやや増加となる見込み。特に、クリニカルリードやクリニカルサイエンスといった開発全体を率いる職種のニーズは堅く、足元でも国内外の製薬企業から新規募集が出ています。開発には日本の規制事情に応じた戦略が欠かせず、求人件数は堅調に推移する見通しです。

 

一方、CRA(モニター)やPV(ファーマコビジランス)は、未経験者も含めて募集が活発だった数年前と比べると縮小傾向が続きます。外資CROを中心に求人は随時出てきそうですが、目立った増減なく推移しそうです。

(開発職解説・盛喜文也)

 

【製造】求人件数は横ばい

大手後発医薬品メーカーや大手CMO・CDMOを中心に、採用ニーズの高い状況が続いている製造関連職の転職市場。26年上半期もこうした傾向が続き、求人件数も高水準で横ばいとなる予想です。年収アップやキャリアアップを叶える転職がしやすい状況と言え、人材の流動性が高まることに伴って欠員補充などピンポイントの募集も随時出てくるでしょう。今年は後発品業界の再編をめぐる動向にも目配りが必要になりそうです。

 

一方、25年上半期に採用の縮小が見られた大手新薬メーカーでは、昨秋以降、そうした動きが落ち着き、市場に本来の活気が戻ってきたように感じます。求人の中身を見てみると、海外展開を意識したグローバルQMSの構築や本社QA機能の強化を目的とした募集が増えている印象。生産機能強化に向けた採用が活発だった数年前ほどの募集規模ではないものの、市場は堅調に推移するでしょう。

(製造職解説・田尻将之)

 

【MR】求人件数はやや増加

MRの転職市場は、昨秋以降、大型の採用がいくつか始まるなど、採用ニーズが上向きつつあります。26年上半期も春先にかけて一定の募集が見込まれ、求人件数はやや増加となる見通しです。募集の中心はピンポイントの求人ですが、足元でも数十人規模の大型の募集が始まっています。

 

25年下半期は例年と比べて内資系製薬企業の中途採用が活発でしたが、今年もニーズは継続しそう。新卒採用と比較し、中途採用に力を入れる企業も出てきています。CSOのニーズも引き続き高水準で推移するでしょう。MRの転職市場ではこのところ、相次いだ早期退職も背景に経験豊富なベテラン層へのニーズが増加。以前に比べると、正社員として転職可能な年齢が上がっていると言えそうです。

(MR職解説・芝間広大)

 

【コマーシャル】求人件数は横ばい

コマーシャル職の転職市場は、米トランプ政権の医薬品関税をめぐる動きを背景に25年上半期に大きく落ち込みましたが、それ以降、徐々に上向いてきています。

 

世界情勢の先行きにはまだ不透明な部分もありますが、26年上半期の求人件数は全体的に横ばいで推移する見通し。人材の流動性が比較的高い職種なので、ピンポイントの求人は随時出てくるでしょう。

 

【メディカル】求人件数はやや増加

好調が続くメディカル職の求人件数は、MAやMSLを中心に26年上半期もやや増加となる見込みです。最近、メディカルの在り方をめぐる議論が散見されますが、企業の採用意欲は変わらず高水準を維持するでしょう。ここ数年求人が増えているエビデンス創出に関わるポジションの募集も活発。公衆衛生学修士(MPH)を持つ人材やデータサイエンティストへのニーズが拡大しています。

 

関連記事:「メディカルアフェアーズの価値」どう測るか|メディカルを問う

 

(コマーシャル/メディカル解説・盛喜文也)

 

※※※

 

業界を取り巻く環境は不確実性の高い状況が続きそうです。転職市場の動向も日々変化していくので、アンテナを高く張って情報収集を行うことが大切です。

 

Answers転職サポートでは、求人情報から転職市場の最新トレンドまで、幅広い情報を提供しています。具体的な転職活動のご支援からキャリア相談まで、お気軽にお問い合わせください。

 

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