
持田製薬、軟骨修復材「モチジェル」発売…償還価格は117万円
持田製薬は12月1日、軟骨修復材「モチジェル」を発売したと発表した。アルギン酸ナトリウムを主成分とする医療機器で、交通事故やスポーツなどで損傷した関節軟骨の治療に使用。軟骨損傷部に充填されたアルギン酸ナトリウム溶液に塩化カルシウム溶液を添加することでゲル状に固まり、骨髄液に含まれる幹細胞の軟骨細胞への分化に適した環境をつくる。流通・販売は持田製薬が担当し、プロモーション活動は提携先のAUSPICIOUS(東京都千代田区)と共同で行う。保険償還価格は117万円。ピーク時に8.92億円の販売を見込む。
アステラス「パドセブ」キイトルーダ併用療法、膀胱がんへの適応拡大を欧州で申請
アステラス製薬は12月1日、抗ネクチン-4抗体薬物複合体(ADC)「パドセブ」(一般名・エンホルツマブ ベドチン)と抗PD-1抗体「キイトルーダ」(ペムブロリズマブ)の併用療法について、欧州で「シスプラチンを用いた化学療法に不適応の筋層浸潤性膀胱がん患者を対象とした術前術後の補助療法」への適応拡大の申請が受理されたと発表した。臨床第3相(P3)試験では手術単独群と比較して、腫瘍の再発、病勢進行または死亡の発生リスクを60%、死亡単独のリスクを50%減少させた。米国では先月25日に承認を取得。シスプラチン適応の患者についても、周術期での併用療法を評価するP3試験が進行している。
塩野義、JT医薬事業の承継が完了
塩野義製薬は12月1日、日本たばこ産業(JT)の医薬事業の承継が完了したと発表した。両社は今年5月、JTの医薬事業を簡易吸収分割し、塩野義が承継することで合意していた。
田辺ファーマ、来年12月めどに東京本社を移転
田辺ファーマは12月1日、2026年12月をめどに、東京本社(東京都千代田区)と飯田橋事業所(文京区)を移転すると発表した。移転先は、港区芝浦1-1-1 BLUE FRONT SHIBAURA TOWER S 20階。新オフィスでは、従業員が業務内容に応じて働く場所を選択できる空間設計を採用し、積極的・偶発的なコミュニケーションによるエンゲージメント向上とイノベーション創出を目指す。同社は同日、社名を田辺三菱製薬から「田辺ファーマ」に変更した。
日医工、東京本社を移転…「九段オフィス」へ改称
日医工は12月1日、東京本社(東京都中央区)を移転すると発表した。移転先は千代田区九段北の住友不動産九段ビル12階で、業務開始は2026年3月頃を予定。本社の呼称も「九段オフィス」に改める。





