ネクセラファーマ、日英で15%人員削減/ルンドベック、片頭痛薬エプチネズマブを申請 など|製薬業界きょうのニュースまとめ読み(2025年11月17日)
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AnswersNews編集部

ネクセラファーマ、日英で15%人員削減…黒字化へ事業再構築
ネクセラファーマは11月17日、黒字化に向けて事業の再構築を行うと発表した。自社開発では肥満・代謝性疾患・内分泌疾患に重点を置き、AIによる効率化などを通じて英国の創薬・開発拠点の2026年度の現金R&D支出を約35億円削減。執行体制を現在の10人から7人にスリム化し、日本と英国で約15%の人員削減を行う。同社は2030年のビジョンで売上高500億円以上、営業利益率30%以上を目標に掲げている。クリストファー・カーギル社長CEO(最高経営責任者)は「挑戦的な目標だが、一連の施策によって達成に向けた正しい軌道に乗ると確信している」としている。
ルンドベック、片頭痛薬エプチネズマブを申請
ルンドベック・ジャパンは11月17日、片頭痛発作抑制薬エプチネズマブ(一般名)を申請したと発表した。申請は11月14日付。承認されれば、ルンドベックにとって日本で初めて承認を取得する製品となる。申請は、中国や日本、韓国、台湾などで行われた臨床第3相(P3)試験の結果に基づく。同薬は抗CGRP抗体。2020年の米国承認以降、「Vyepti」の製品名で世界30カ国以上で承認されている。
ニプロ「ステミラック」本承認を申請
ニプロは11月17日、再生医療等製品「ステミラック注」について、14日付で本承認の申請を行ったと発表した。同製品は、患者の骨髄から採取した間葉系幹細胞を培養して体内に戻す細胞加工製品で、「脊髄損傷に伴う神経症候および機能障害の改善」の適応で2018年に条件・期限付き承認を取得。承認期限は7年間で、製造販売後承認条件評価(使用成績比較調査)を行い、有効性と安全性を検証したため本承認申請を行った。
マルホ、抗菌薬「ファロム」中国企業に導出
マルホは11月17日、国内で製造販売する経口ペネム系抗生物質製剤ファロペネムナトリウム水和物について、中国のShenzhen China Resources Gosun Pharmaceuticに同国での開発・販売権を導出する契約を結んだと発表した。両社は、香港とマカオを除く中国での早期発売を目指し、開発と薬事上の活動を連携して進める。日本では1997年から「ファロム」の製品名で販売されている。
サノフィ「デュピクセント皮下注200mgペン」発売
サノフィは11月17日、抗IL-4/13受容体抗体「デュピクセント皮下注」(一般名・デュピルマブ)の200mgペン製剤を発売したと発表した。300mgシリンジ、同ペン、200mgシリンジに続く製剤。小児患者の在宅自己注射時の利便性向上を期待する。





