メディパルHD、PMS子会社をエイツーヘルスケアに譲渡/J-TEC、AlliedCelと細胞製品の商用生産に向け契約 など|製薬業界きょうのニュースまとめ読み(2025年10月28日)
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AnswersNews編集部

メディパルHD、PMS子会社をエイツーヘルスケアに譲渡
メディパルホールディングス(HD)は10月28日、製造販売後調査(PMS)事業を行う完全子会社ファルフィールドの事業を、伊藤忠商事子会社のCROエイツーヘルスケアに譲渡すると発表した。ファルフィールドは、メディパルHD傘下の3社のPMS事業を承継する形で2020年10月に設立。エイツーヘルスケアとはPMSのモニタリング業務で協業関係にあった。エイツーヘルスケアは譲受を通じて育薬分野の受託事業を強化する。譲渡は11月1日の予定。
J-TEC、AlliedCelと細胞製品の商用生産に向け契約
ジャパン・ティッシュエンジニアリング(J-TEC)は10月28日、AlliedCel(神戸市)と、同社が開発中の細胞製品の商用生産に向けた業務委受託契約を結んだと発表した。AlliedCelは、臓器移植後の免疫拒絶を抑制する誘導型抑制性T細胞「JB-101」を開発中。上市後の製造をJ-TECが受託することを前提に技術移管を進める。「JB-101」は厚生労働省から先駆け審査指定制度の対象に指定されており、AlliedCelは2026年度中の申請を予定している。
メディネット、インド企業から再生医療等製品のオプション権取得
メディネットは10月27日、ステムピューティクス(インド)と、同社がインドで承認を取得している同種間葉系間質細胞製品「Stempeucel」について、日本での開発・商業化に関するオプション・ライセンス契約を結んだと発表した。メディネットは包括的高度慢性下肢虚血を対象とした国内治験に向けた検討・準備を進め、オプション権を行使した場合は開発に入る。Stempeucelはバージャー病由来の重症下肢虚血を対象にインドで2017年に条件付き承認され、20年に本承認を取得。その後、末梢動脈疾患由来の重症下肢虚血と変形性膝関節症に適応を広げ、重症下肢虚血症ではインドで600例以上の使用実績がある。





