1. Answers>
  2. AnswersNews>
  3. きょうのニュース>
  4. ノボと住友ファーマ「ウゴービ」プロモーションで提携/「ビロイ」膵腺がんP2で主要評価項目未達 など|製薬業界きょうのニュースまとめ読み(2025年10月14日)
きょうのニュース

ノボと住友ファーマ「ウゴービ」プロモーションで提携/「ビロイ」膵腺がんP2で主要評価項目未達 など|製薬業界きょうのニュースまとめ読み(2025年10月14日)

更新日

AnswersNews編集部

 

ノボと住友ファーマ「ウゴービ」プロモーションで提携

ノボノルディスクファーマと住友ファーマは10月14日、ノボの肥満症治療薬「ウゴービ皮下注」(一般名・セマグルチド)のプロモーションで提携すると発表した。11月から共同で医療機関への情報提供活動を行う。両社は今年7月から同成分の2型糖尿病治療薬「オゼンピック皮下注」の情報提供活動を共同で行っており、提携を肥満症にも広げる。

 

アステラス「ビロイ」膵腺がんP2試験で主要評価項目達成できず

アステラス製薬は10月14日、抗CLDN18.2抗体ゾルベツキシマブ(製品名・ビロイ)について、CLDN18.2陽性転移性膵腺がんの1次治療を対象に行った臨床第2相(P2)試験で、主要評価項目を達成できなかったと発表した。試験は米国、欧州、日本を含むアジア、オーストラリアで実施し、患者393人が参加。ゾルベツキシマブと化学療法(ゲムシタビン+nab-パクリタキセル療法)の併用は化学療法(同)と比較して全生存期間で統計学的に有意な改善が認められなかった。ビロイは、日本、米国、中国、欧州などでCLDN18.2陽性胃がんの治療薬として承認されている。

 

田辺三菱「ユプリズナ」全身型重症筋無力症への適応拡大申請

田辺三菱製薬は10月14日、抗CD19抗体「ユプリズナ点滴静注」(イネビリズマブ)について、全身型重症筋無力症への適応拡大を申請したと発表した。申請は、導入元の米アムジェンと共同で行った国際共同P3試験のデータに基づく。同薬は、国内では2021年に「視神経脊髄炎スペクトラム障害の再発予防」の適応で承認。IgG4関連疾患への適応拡大も申請している。

 

モデルナ「スパイクバックス」小児向けLP.8.1対応ワクチン発売

モデルナ・ジャパンは10月14日、オミクロン株JN.1系統の変異株LP.8.1に対応した新型コロナウイルスワクチン「スパイクバックス筋注シリンジ6カ月~11歳用」を発売したと発表した。生後6カ月~11歳用として1回接種用量を充填したプレフィルドシリンジ製剤。

 

サノフィ、感染研と感染症対策で協力

サノフィは10月14日、国立健康危機管理研究機構国立感染症研究所と、感染症対策や研究開発に関する協力覚書を締結したと発表した。日本の予防接種エコシステムの強化・拡充を図り、変化する公衆衛生ニーズに対応できる機能の構築を目指す。両者は共同で粘膜免疫測定システムを開発した実績があり、同システムは現在、RSウイルスワクチン候補の臨床試験で使用されている。

 

ヘリオス、ニコンとの業務・資本提携解消

ヘリオスは10月14日、2017年に結んだニコンとの業務・資本提携を解消すると発表した。再生医療の実用化や産業の拡大に向けて事業を進めてきたが、事業環境の変化や両社の技術・事業戦略の方向性を再検討した結果、それぞれが独立して事業を進める方針を確認した。ニコンはヘリオスの発行済み株式の1.33%を保有するが、市場で売却する予定という。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

あわせて読みたい

メールでニュースを受け取る

  • 新着記事が届く
  • 業界ニュースがコンパクトにわかる

オススメの記事

人気記事

メールでニュースを受け取る

メールでニュースを受け取る

  • 新着記事が届く
  • 業界ニュースがコンパクトにわかる