アルフレッサHDなど4社、バイオシミラー製造で合弁会社/ギリアド、都内にCAR-T細胞製品の供給拠点 など|製薬業界きょうのニュースまとめ読み(2025年10月6日)
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AnswersNews編集部

アルフレッサHDなど4社、バイオシミラー製造で合弁会社
アルフレッサホールディングス(HD)、キッズウェル・バイオ、カイオム・バイオサイエンス、台湾のバイオCDMO・Mycenax Biotechは10月6日、バイオシミラーの原薬・製剤製造を行う合弁会社の設立に基本合意したと発表した。2025年中の設立を予定しており、アルフレッサHD子会社で医薬品原薬の製造を行うアルフレッサファインケミカル(秋田市)の敷地内に製造施設を建設。バイオシミラーの受託製造を行う。Mycenaxを除く3社は、バイオシミラーの国内供給体制の構築を支援する国の補助事業に採択されており、Mycenaxも重要関係者として事業に参加している。合弁会社はこの補助を活用して製造施設を整備する。
ギリアド、都内にCAR-T細胞製品の供給拠点
ギリアド・サイエンシズは10月6日、CAR-T細胞製品の国内供給拠点を東京都内に開設したと発表した。同社のCAR-T細胞製品「イエスカルタ」は2023年に承認。同製品を扱える認定治療施設は6施設から70施設へと大幅に増加した。今後も使用患者の増加が予想されるなか、新拠点を通じて効率的・安定的な製品出荷を目指す。
ベーリンガーインゲルハイム、日本法人社長にマーク・ハッソン氏
日本ベーリンガーインゲルハイムは10月6日、ドイツ本社で医療用医薬品事業エマージングマーケットリージョンヘッドを務めるマーク・ハッソン氏が来年2月1日付で会長兼社長に就任すると発表した。現職のヤンシュテファン・シェルド氏は12月31日付で退任し、ハッソン氏の後任に就く。1月中は日本法人最高財務責任者兼財務本部長のクリストフ・ラーブ氏が会長兼社長の職務を一時的に兼務する。
サイフューズ、福岡証券取引所に上場申請へ
サイフューズは10月6日、福岡証券取引所に上場申請すると発表した。承認されれば東京証券取引所グロース市場との重複上場となる。福岡はサイフューズの創業の地。福岡地所と再生・細胞医療や教育などの分野での事業活動を通じた地域創生を目的とした業務資本提携を結ぶなど、現地の行政、医療機関、大学、企業との連携による事業展開を進めてきた。福証への上場を通じてさらなる企業価値向上と株式取引の活性化を目指す。
バイタルケーエスケーHD、IBDコミュニケーションツールを全国展開
バイタルケーエスケーHDは10月6日、炎症性腸疾患(IBD)コミュニケーションツール「おくすりあうん」を全国展開すると発表した。IBD患者と薬剤師や主治医を結ぶコミュニケーションサービスで、東北大病院とバイタルケーエスケーHD子会社のバイタルネットが共同開発。薬剤師向けの動画研修や、患者と薬剤師がやりとりできるチャット、処方箋を撮影して薬局に送信する機能などを備える。研修を受けてテストに合格すると「IBD研修済み薬局」としてウェブサイトに掲載される。




 
				


 
								
 
											 
											 
											 
											 
											



