
大塚HD、1~6月期業績予想を上方修正…医療関連中心に売り上げ堅調
大塚ホールディングス(HD)は7月29日、2025年1~6月期の業績予想を上方修正したと発表した。修正後の予想は▽売上収益1兆1800億円(従来予想比60億円増)▽営業利益2420億円(420億円増)▽税引前利益2260億円(280億円増)▽中間利益1730億円(260億円増)――。抗精神病薬「レキサルティ」など医療関連事業を中心に売り上げが堅調に推移。販管費や研究開発費は計画を下回る見込みとなった。25年12月期の業績予想は、今月31日の1~6月期決算発表時に公表する。
キッセイ 今期の営業・経常利益、一転赤字に
キッセイ薬品工業は7月29日、2026年3月期第2四半期と通期の業績予想を修正したと発表した。当初計画に織り込んでいなかった新たな技術導入契約を結ぶ見通しとなり、一時金を研究開発費に計上。第2四半期と通期の営業利益、経常利益はそれぞれ100億円下振れし、通期の営業利益は40億円、経常利益は26億円の赤字となる。純利益は、投資有価証券売却益約120億円を計上するため、期初予想から変更はない。
楽天メディカル「アキャルックス」免疫チェックポイント阻害薬併用のP3試験開始
楽天メディカルは7月29日、抗体光感受性物質複合体「アキャルックス」(一般名・セツキシマブ サロタロカンナトリウム)とペムブロリズマブの併用療法を検証する臨床第3相(P3)試験を日本で開始したと発表した。遠隔転移を伴わない局所再発の頭頸部扁平上皮がんの1次治療を対象に、ペムブロリズマブを用いた標準治療(単剤または化学療法との併用)と比較する。主要評価項目は全生存期間(OS)で、主な副次評価項目は完全奏効率(CRR)と全奏効率(ORR)。試験は米国と台湾でも行われており、今後、東欧でも始める予定。グローバルで400人の患者登録を計画している。
エーザイ「レンビマ」適応拡大が中国で承認
エーザイは7月29日、抗がん剤「レンビマ」(レンバチニブメシル酸塩)について、切除不能な非転移性肝細胞がんに対する抗PD-1抗体ペムブロリズマブと肝動脈化学塞栓療法(TACE)との併用療法が中国で承認されたと発表した。承認の根拠となったP3試験では、TACE単独療法と比べて病勢進行または死亡のリスクを34%減少させた。




 
				


 
					 
					 
								 
								
 
											 
											 
											 
											 
											



