
大塚「レキサルティ」PTSDへの適応拡大、FDA諮問委が否定的見解
大塚製薬は7月22日、米国で申請している抗精神病薬「レキサルティ」(一般名・ブレクスピプラゾール)の心的外傷後ストレス障害(PTSD)への適応拡大について、米FDA(食品医薬品局)の諮問委員会で承認に否定的な見解が示されたと発表した。大塚は2つの臨床試験の結果をもとにセルトラリンとの併用療法を申請しているが、諮問委では「申請者が効能追加における十分なデータを提供しているか」との質問に対して10対1で反対が賛成を上回った。諮問委の見解に拘束力はないが、FDAは見解に沿って承認の可否を判断することが多い。
武田薬品「HYQVIA」米国で投与用医療機器の販売許可取得
武田薬品工業は7月22日、皮下注用人免疫グロブリン製剤「HYQVIA」の投与を簡便にする医療機器「HyHub/HyHub Duo」の販売許可を米国で取得したと発表した。HYQVIAは皮下注用人免疫グロブリン製剤とボルヒアルロニダーゼ アルファの組み合わせ製剤で、複数のバイアルで構成されている。HyHub/HyHub Duoは複数のバイアルのドッキングステーションとして機能し、投与に必要な手順を減らすことができる。
大塚倉庫、富士製薬から全国物流を受託
大塚倉庫は7月22日、富士製薬工業と全国への共同物流を開始したと発表した。富士製薬は、医薬品卸向け流通在庫拠点について東西2拠点体制を維持しつつ、自然災害時にも事業を継続できる体制を強化するとともに、物流の効率化を図る。
参天製薬、近視進行抑制薬「Ryjunea」ドイツで発売
参天製薬は7月22日、6月に欧州で承認を取得した小児の近視進行抑制薬「Ryjunea」をドイツで発売したと発表した。参天はドイツを皮切りに欧州各国で順次、販売を始める。同薬は低用量アトロピン点眼液。
アロイ、KSACと連携協定…スタートアップのグローバル展開支援
アロイ・セラピューティクスは7月22日、関西の産官学が参加する「関西スタートアップアカデミア・コアリション」(KSAC)と、日本の大学発ライフサイエンススタートアップのグローバル展開支援を目的とした戦略的連携協定を結んだと発表した。協定の期間は3年間。連携の第1弾としてアロイは、KSACが行うギャップファンドプログラムを支援する。





