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求人件数は前月から横ばい
2022年5月の製薬業界の求人件数は、前月からほぼ横ばいとなりました。

職種別に見ると、前月から増加したのは「PV・PMS」(前月比5%増)や「薬理研究」(4%増)、「基礎研究」「CRA」「MR」「マーケティング」(3%増)など。一方、減少となったのは「QC・QA・監査」(15%減)や「製剤研究・製剤技術」(11 %減)などでした。
[研究職]前臨床研究 新規モダリティ関連の採用ニーズ
前月から増加した「基礎研究」「プロセス研究」「薬理研究」といった職種では、一部で大手国内メーカーによる製薬企業経験者の募集が増えてきている印象。反対に、中堅以下の採用意欲は不透明です。バイオベンチャーは基礎研究の経験者を対象としている求人が多く、アカデミア出身者を対象に積極的に採用中です。最近、研究者の労働市場では派遣会社(外部就労型)での採用ニーズが増しており、大手メーカーなどでの勤務を考える方は技術者派遣会社への転職も選択肢の1つとして検討しても良いかもしれません。
「前臨床研究」では、バイオ医薬品や核酸医薬、ペプチド医薬など、ニューモダリティの開発を目指す内資メーカーで経験者枠の採用が活発。ニューモダリティに関連する採用ニーズはこれまで基礎研究が中心でしたが、今後は前臨床でも増えていきそうです。
[開発職]CRO 募集堅調も求人ラインアップには変化
「開発企画・PM」(1%減)の求人は、引き続き外資大手メーカーが中心。内勤でのポジションも出ています。一方、CRAに対するメーカーの採用意欲は下がっている印象。募集を行っている企業も英語力や領域経験などで高いレベルを求めています。
CROのニーズは引き続き堅調。看護師や薬剤師などの有資格者を対象とした未経験者の募集も行われています。ただし、募集を行っている企業は昨年から変化しつつあり、求人ラインアップにも変化がみられます。
[製造職]外資メーカーから幅広いニーズ
製造職では外資メーカーで採用ニーズが増えています。昨年から積極採用を行っている企業を中心に、国内製薬メーカーも堅調です。一部メーカーでは、再生医療など新規事業での募集も出ています。これから先は、製造受託企業や後発医薬品メーカー、バイオベンチャーなどでも新しい求人が出てきそうです。
[MR]外資メーカーで新たな大型募集
MR(3%増)では、外資メーカーで新たに大型の募集が行われています。スポットでの募集も含め、領域経験者を対象とする求人が中心。CSOも堅調ですが、先月まで活発だったベテラン層を対象に含むプロジェクトに関連する採用が落ち着きつつあります。
※ ※ ※
「製造」や「MR」では、今後も外資メーカーを中心に採用ニーズが堅調に推移すると見られます。「研究」では大手メーカーや派遣会社で引き続き募集が増加しそうです。
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(コンサルタント 佐久間貴大)
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